これまでは自分のこれまでの経験について記事を書いてきたが、新年のこの機会に株式会社YOUTURNという会社を設立した背景と、ミッション・活動方針について書いてみようと思う。

 

株式会社YOUTURN設立の背景

病気療養の期間中、今後の自分の人生について色々と考える時間を持つことができた。

方向性を考える上で軸となる要素はいくつもあるのだけれど、その中でも下記の3つが大きな要素だった。

・今後100年に渡って社会的に必要とされる事業

・起業してメガベンチャーをつくりたいという野心

・自分自身がコミットする必然性

上記の3つは自分個人の情緒的要素だ。

 

上記とともに、事業体としてサバイブしていくための必須要件も考えた。

それが下記の3点。

・バーンレートを下げる(事業コストを最小化する)

・自己資金でやる(経営の独立性と柔軟性を担保)

・事業所に場所の制約を持たない(ITを活用すればOK)

 

この生存のための3要件に関して最適な場所を探す場合、「東京」で起業する選択肢がまずなくなる。

むしろ、人件費や土地代が高い東京でやってしまうと、自己資金がすぐに溶けてしまうので生存確率が下がる。

そもそも、最初の必要コストは自分の生活費がほとんどなので、必要最低限の社会インフラが整っていさえすれば、東京よりも生活コストの低い地方に移ってしまったほうが良いのだ。

 

地方は社会課題(起業のタネ)のフロンティア

地方で起業する意義は、コストの低さだけではない。

成長産業である観光産業のアセットの多くは地方に存在するし、ITで合理化されていない農業その他の産業の多くも地方にある。また、東京よりも前倒しで人口減少社会に直面するのも地方だ。

今後の日本社会の「持続可能性」が危機的状況であることは周知の事実であって、これから100年社会に必要とされる事業を起こそうと考えた場合、この問題は無視して通れない。

 

地方での起業で一番のボトルネックは人材採用

冒頭で述べた僕の起業条件の内、前者3点は僕個人の価値観。だが、後者3点については起業を志す人であれば誰しも考える要素ではないだろうか。

資金調達の有無に関わらず、資本効率を考えると事業運営コストは低い方がいい。創業期は友人・知人にリモートで手伝ってもらえばいいので、地方での起業は最適な選択肢に見える。

だが、事業において最も重要な人材採用という点において、地方での起業は難易度が高いと言わざるを得ない。

これまで福岡で起業家やVCの方とお話しする機会があるたびに、人材採用が起業やその後のスケールアップのボトルネックになっている現実を耳にした。

特に、僕の場合は大学から関東に出て、社会人としての人脈のほとんどが東京をベースにしていたので、ベンチャーを起こすにしても最初のチームビルディングで躓くことは容易に想像できたのだ。

WEBサービスで起業する場合、必要なのはほぼ「人」だけだ。ベンチャーの成否を分けるのも人材。

地方では、「安い生活コスト」に「豊かな自然」、「人が少ない」など、東京で消耗した僕からすると魅力的な環境に溢れているのに、起業において最も重要な人材採用というポイントにおいては東京よりも飛躍的に難易度が上がる。

もちろん、地方にも優秀な人材がいるはずだが、成長産業である情報通信産業の労働人口や、多くのベンチャー企業が東京に一極集中していることは統計を見れば明らかだ。

 

YOUTURNのミッション

僕がYOUTURNを立ち上げたのは、こんな経緯があったからだ。

起業のコストが低い上に、イノベーションや社会課題のフロンティアが存在する地方。

一方で、それを解決する上で必要なIT・ベンチャー人材が東京に集中してしまっているのだ。

前置きが長くなったが、YOUTURNのミッションは下記の通り。

IT・ベンチャー人材のU・Iターンを促進し、社会課題に対する人材の偏在を解消する

地方の企業と課題解決能力を有した人材をマッチングすることで、

地方の産業が活性化し、雇用機会が多くなればより多くのチャンスが地方にも生まれるはずだ。

 

YOUTURNの活動方針と今後の予定

株式会社YOUTURNでは、近々U・Iターン検討者向けの求人サイトを開設する予定だ。

当面は福岡を中心とした九州エリアを拠点として活動する予定だが、できるだけ早い段階で他のエリアにも拡大していきたい。

福岡・九州エリアへのU/Iターンを検討している人や、YOUTURNの活動を他の都市圏でやってみたいと思う人などは、気軽にお問い合わせ頂けると幸いだ。

 

以上がYOUTURNを設立した背景と今後の活動方針。

僕個人としてはこれと並行して福岡でメガベンチャーを作るためのチームビルディングや事業プランを練る作業もやっているので、追い追いそれについてもこのブログで触れていきたい。