気力・体力・集中力を維持できる限界は6時間

個人差はあると思うけど、PCを使うような頭脳労働で僕が集中力を維持できるのは大体6時間ぐらい。

昨年会社を登記してから1人で仕事してる中で、体感値としてこれぐらいってことが分かってきた。

会社組織で働いていたときのようにルールに縛られて働く必要はないから、純粋に自分の気力・体力・集中力が持続可能な労働時間を決定付けるわけだ。

病気の療養を終えてこれから本格的に仕事をやっていく上で、自分に働き方のルールを設ける必要を感じている。

 

スタートアップはハードワークが不可避なのか

「心身の健康を維持・向上」しながら、「経済的にも健康的にもリスクのある起業」を軌道に乗せていくためには、気力・体力・集中力を常に高い状態で維持できる仕事と生活のスタイルを確立する必要がある。

仮に1日の理想的な労働時間を「X時間」と設定したとして、X時間よりも長い労働を続けてしまうと病気の再発リスクが高まる。一方で、X時間よりも短い労働を続けた場合、起業に失敗するリスクが高まる。

普通スタートアップって、事業の存続・成長の再現性が担保されていない状況からスタートするわけだから、仕事の成果と労働時間がほとんど比例しない。仮説が外れたり、無駄が多いって意味で。

成功したベンチャーの売上・利益や事業KPIを後から眺めると、労働時間や社員数と因果関係があるように見えてしまうけど、それは後付けの勘違いだ。立ち上げ時期の事業の成長は非連続だし非線形的だ。

それでも、最初の資金が潰える前に事業を軌道に乗せなければならないというタイムレースがある。また、既存の競合企業と比較すると社内のアセットはゼロに等しい。だからこそ多くのスタートアップが「寝る間も惜しんで」ハードワークすることで生存確率を高めようとする。

 

「起業 = ハードワーク」というレースから僕は降りることにした

ハードワークは病気の再発リスクを高めるので僕にはその選択肢がない。仮にあったとしても過去のつらい経験がその選択を許さない。

とはいえ、起業に失敗することは避けたい。起業に失敗して経済的損失が出るのはなんとしても避けたいし、事業を成功させるためにはあらゆる手段を活用したい。本当にうまくいくかは、うまくいってみるまで分からない。それまでこの不安を払拭することはできない。

多くのスタートアップ経営者が、その不安と引き換えに長時間労働というカードを切る。上手く行けば一時的な長時間労働で事業を軌道に乗せられるかもしれない。一方で失敗した場合、健康や家庭の問題が代償として生じる可能性がある。

このトレードオフが、スタートアップで働く経営者・従業員の健康問題や家庭問題を引き起こすこともあるだろう。

言ってみれば、会社を生存・成長させるために、個人の健康と人生の貴重な時間を賭けたレースをやるわけだ。

僕はこのレースから降りようと思う。もっと厳密に言えば、違うルールでレースに臨みたい。

 

1日6時間労働で起業する

結局長時間労働というカードを切らずに起業を成功させるためには、生産性を極限まで高めるしかない。

僕が高い集中力を維持できるのは大体1日6時間ぐらい。もし1日でもそれ以上働くと、うんざりしちゃって次の日の気力が落ちて集中力に影響する。もし数日以上それを続けると、疲労が蓄積して体力に影響する。

会社で働いていたときは、朝から晩までこの2倍以上は毎日働いて、土日も出社していた訳だ。疲れても自由に休める環境ではないし、そもそも休むつもりもなかった。今思えばかなり集中力を欠いた働き方をしていたし、夜は集中できずにダラダラ終わらない仕事に取り組んでいたことも多かった。

そういう記憶を思い起こすと、毎日しっかり生産性の高い労働をして、気力・体力・集中力を維持できれば、6時間でも結構やれるんじゃないかなーと思ったりするわけだ。

ついでに言うと、今は自由に働いているので、満員電車に乗る必要もないし、非効率な人的コミュニケーションに時間と気力を取られることもない。この辺のノイズが気力と集中力を著しく減退させることは、避けてみると明確に差を実感できる。

 

毎日仕事以外の活動をする余裕

休憩含めた労働時間を6時間に設定すると、仕事以外に使える時間が増えて人生が豊かになる。

毎日運動もできるので健康に良いし、読書などの趣味に時間を使うことができる。夕食やその後の時間も夫婦でゆっくり過ごすことができるので家庭生活も円満だ。

これら仕事以外の時間が、良いリフレッシュになって次の日またベストなコンディションで仕事に向かえることになる。

前職、前々職では考えてもみなかったことだ。朝起きてすぐ会社に向かい、「夜遅く帰宅してあとは寝るだけ」。こんな働き方をよく何年も続けることができてたなと我ながら感心するが、結局は体を壊して続かなかったわけだ。

 

最後に

ということで、これから6時間労働でやっていきます。

生産性を上げるための色んな工夫をやって行こうと思うので、このブログで紹介できればなぁと。

「6時間労働で起業する」って、キーボード打つのは簡単なんだけど、実現できるのか正直分かりません。

YOUTURNの人材紹介業だったら、規模次第ではあるものの何とかやれるイメージはあるんだけど、「福岡でメガベンチャーをつくる」という目標もあるので、それに関しては未知数だ。

でも、もし6時間労働で起業に成功できたら、昔の僕みたいに長時間労働しちゃってる人とか、一度メンタル疾患にかかっちゃってチャレンジに臆病になってる人の参考になるかなと思ってる。

ということで6時間労働宣言してみました。