日本の社会課題を解決するなら福岡から

実は今、福岡のベンチャー企業、スタートアップがとてもおもしろいことになっています。

 

社会課題を解決する福岡発の企業が続々と大型の資金調達や上場に成功。次なる成長を目指しています。彼らが見据える未来には、福岡にとどまらず日本ひいては世界が今後迎える社会課題を解決するヒントがあるのです。それはなぜか?この記事で解説していきたいと思います。

 

壮大なビジョンを持ち、そのビジョンを実現できる技術や人材を持った企業が福岡には存在します。しかし、事業を拡大するには「持続可能な仕組み」をつくっていかなくてはいけません。端的に言うと、その人材が今、福岡には不足しています。

 

不足している人材とはどんなスキルセットを持った方なのか?実は、今この記事を読んでいる「あなた」かもしれません。

 

……と聞くと、驚かれるでしょうか?しかし、高い確率でこの記事を読んでくださっている方はその可能性があると私は思っています。

 

私、中村義之は東京のベンチャー企業の取締役として会社を上場させた後、新たに福岡で起業し株式会社YOUTURN(ユーターン)を昨年立ち上げました。東京のプロフェッショナル人材と福岡の企業をつなぐ人材紹介事業を営んでいます。

 

おそらく、この記事を読んでくださっている多くの方と同様、福岡で活動を開始する前までは福岡にどんなベンチャー企業・スタートアップが存在するかについてほとんど知識がありませんでした。

 

しかし、昨年(2017年)に事業を立ち上げて様々な福岡の起業家・経営者とお会いするにつれて、「これは本物だ」「福岡のベンチャー企業は伸びる」と日々確信を強めています。

 

福岡のベンチャーに東京のビジネスパーソンが必要な理由

株式会社YOUTURNは、地方で社会課題の解決に挑む企業や人材を応援するために設立しました。日本は世界の中でも「課題先進国」と言われて久しいですが、その中でも「地方」ではさらに課題が先行して進んでいきます。

 

少子高齢化に伴う人口減少、医療や介護問題、人手不足と国内市場の縮小に伴う既存産業の衰退など。多くの逼迫した問題は、都市ではなく地方が先に直面していくのです。

 

そんな数々の課題を持続可能な仕組みで解決するのがイノベーション。そして、そのイノベーションを起こせるのは大企業ではなくベンチャー・スタートアップです。

 

しかし、ベンチャー・スタートアップにはただ1人、経営者がいればいいわけではありません。

 

課題の重要性に共感し、経営者の右腕となれるビジネスパーソンの存在が非常に重要になってきます。なぜなら、たった1人で事業を「持続可能な仕組み」に育てていくことはとても難しいからです。

 

この経営者とともに事業をスケールできる方々を「課題解決型人材」と言い換えても良いでしょう。今の日本では、「地方にこそ課題解決人材が必要」なのです。

 

しかし、こうした課題解決型人材は今、東京にほぼ一極集中しています。

 

国内のベンチャー・スタートアップ業界はそのほとんどが東京にあります。同様に、大企業の本社機能も東京に集中しています。

 

そうなると、そういった企業で働く「経営を手段として社会課題を解決できる人材」が地方には限りなく少ない。実際に解決すべき課題は地方に山積しているのに、です。

 

なぜ福岡のベンチャーに注目するのか

 

1、福岡のベンチャー・スタートアップシーンがアツい

YOUTURNは、そういった「課題」と「人材」の非対称性を解決するべく、東京で実績を積んだビジネスパーソンと、地方で課題解決に挑む企業をマッチングしています。

 

そのファーストステップとして選んだのは福岡。

 

なぜなら、福岡は各地方都市の中でも国家戦略特区としてベンチャー、スタートアップ業界が盛り上がりを見せており、「今、行くしかない」場所だからです。

 

2、福岡のベンチャー企業は社会性が強い

次に、福岡のベンチャー企業は「社会性が強い」ことが挙げられます。

 

福岡は大規模都市だと認識されている方も多いのではないでしょうか。それは事実ですが、やはり福岡は「地方」都市であることに変わりはありません。

 

東京の中心部にいると、なかなか見えてこない社会課題がより身近なものとして見えてきます。

 

たとえば、郊外に行けば若者がおらず、かつて賑わった商店街はシャッター街に。農地は耕作放棄地が多く、担い手は高齢者で後継者が不在。空き家が増えて荒れている。

 

これらはあくまでも一例です。都内23区で日常を送っているとあまり現実感のない話に聞こえるかもしれません。もしくは気づきながらも、直視したくないことに思えるかもしれません。ただ、これが日本の地方都市の現実です。

 

そういった現実が目の前に存在している環境の中で、「起業」という形で社会課題の解決を目指す志向性を持った起業家にとって、立ち上げる事業が社会性を帯びることは自然なことのように思えます。

 

さらに福岡は、数ある地方の中でも突出して社会性を帯びたスタートアップが多い。

 

介護・医療分野に対しテクノロジーで解決を図ったり、行政の課題に対して利益を創出する仕組みをつくったりなど、社会的ビジョンを兼ね備えたスタートアップが多く存在し、実際にその企業が大きく成長し裾野を広げていっています。

 

そのように社会課題を解決できる事業が世に広まっていくなか、事業を持続可能な仕組にしスケールできる人材の確保が急務となっているのです。

3、地方課題を解決すれば世界の先駆けになる

地方の課題は、地方だけの課題で終わりません。当面は地方から人口が流出し、大都市圏に人口が集中していくため、国内いくつかの大都市圏では、局所的に経済が活況を呈すでしょう。事実、福岡でさえ人口が増えています。

 

しかし、そう遠くない将来に、地方の人口が限りなくゼロに近づき、多くの自治体が消滅し、大都市圏でも人口減少が加速します。今、地方で発生している課題は、大都市圏もゆくゆく直面せざるを得ない問題です。その意味で、地方は課題先進国日本のフロントランナーなのです。

 

大都市圏への過度な人口流入はグローバル規模で共通の現象です。都市化が進み、産業が高度化し、個人の経済的自立性が向上すれば、概ね出生率は下がることでしょう。

 

日本が直面しているこの課題は、将来的には世界的に同様の現象が発生すると予測できます。だからこそ、日本の地方で、その課題解決の「モデル」を生み出す活動は世界にとっても非常に価値の高い活動だと思っています。

 

福岡移住でキャリアアップを実現する方法は?

 

地方課題を解決する3要素が福岡に揃っている

では、地方で山積する課題を解決するにはどういったアクションが必要でしょうか?私の考えでは、

 

①テクノロジーを駆使して新たな産業を創出すること

②既存の産業にブレイクスルーを起こし競争力を復活させること

③旧来の社会システムを塗り替え、サステイナブルな社会システムをつくること

 

これら3つに集約されます。

 

①はベンチャー企業が担う領域、

 

②は地場の有力企業が担う領域。そして、

 

③は既存の枠組みにとらわれない若い世代(年齢ではなく価値観)のコミュニティが必要です。

 

東京・大阪・名古屋といった日本三大都市圏以外で、最もスタートアップシーンが盛り上がり、未来を切り開く若い世代のエネルギーが高いのが、福岡。

 

社会的ミッションを事業の軸に据えて、街全体をよくしていこう、福岡から日本を変えていこうという気概のある経営者が本当に多い。

 

街がコンパクトなので、ベンチャーと地場の企業が交流する機会も多く、コミュニティの形成とその濃度も濃い。私はこういった経緯で「福岡のベンチャーは世界を変える」と確信を持つに至りました。

 

福岡のベンチャー企業はどんなビジネスパーソンを求めているか

1、キャリアもQOLも追求したい人

福岡に限らず地方への移住を検討しているビジネスパーソンの多くは、東京では満たされていない「何か」を求めているからこそ移住したいのだと思います。これまで多くの移住検討者の方とお会いしてきて、その「何か」とは、生活環境だったり、社会・コミュニティに対する貢献実感だろうと感じます。

 

一方で、これまで東京で一定のキャリアを築いてきたビジネスパーソンだからこそ「キャリアダウン」や「スローライフ」という形での移住には抵抗感が強いものです。一昔前まで「Uターン」や「地方移住」は、早期リタイアしたシニア層のセカンドライフとしての文脈が濃厚にありました。

 

しかし、YOUTURNが推進したい地方、とりわけ福岡への移住は、「攻める移住」です。

 

福岡のベンチャー企業にジョインし、経営層に近い目線で新たな産業を創る担い手になり、自身のキャリアを大きく飛躍させる。しかも、その事業には社会性が本質的に備わっており、社会的意義も世の中に生み出せる。

 

そして、福岡は生活の質・満足度が高いことで有名です。QuaLity Of Lifeが高まれば、家族や友人と共有する時間も増え、総合的な幸福度が上がる。

 

YOUTURNは、キャリアもQOLもどちらも追求する「欲張り」な移住を提案しています。こんな働き方や暮らし方にグッと来た方は、福岡のベンチャー企業にぜひ参画してご自身の人生にパラダイムシフトを起こして欲しいと思います。高いキャリアを得るために、生活の質がトレードオフになる時代は過去の話です。もちろん、逆もしかりです。

 

2、ベンチャー経験者も大企業出身者も。あらゆる課題解決人材が求められている

では、どういったビジネスパーソンが福岡のベンチャー企業で活躍できるのか。産業構造的には「福岡の経済に希少だった機能」を担える人材です。希少だった機能を担える人材とは、「課題解決型人材」なのですが、大別すると2種類に分けられます。

 

まず、東京のベンチャー企業経験者。

 

これまでのベンチャー業界、スタートアップシーンは東京に一極集中していました。

 

なので、福岡をはじめとした地方都市にはベンチャー企業の創業期から拡大期を一通り経験した層が少ないのです。

 

ベンチャー企業で働いた経験がある方からすると当たり前に思えるようなことが、実は場所を変えると当たり前ではない。

 

たとえば、ゼロから事業を立ち上げ成長させること、少規模組織を大規模組織へ拡大させること、最新のテクノロジーや経営手法を高速で取り入れて事業や経営をグロースさせること。

 

これらをベンチャー企業のスピード感で経験してきた人材というのは、実は他業界から見ると希少性が高い。

 

福岡のベンチャー企業が、東京のベンチャー企業で一通りの経験と実績を積んできた人材を強く求めている理由はここにあります。地場の採用市場でそのような経験を持った人材を見つけることができないからです。

 

次に、東京の大企業でコーポレート機能や、それに類する機能を有した部署で経験を積んできたビジネスパーソン

 

大企業の本社機能が東京に一極集中していることから、マーケティングや広報、人事、財務、経営企画などの機能を担う人材も、福岡、及びその他の地方都市には限りなく少ない。

 

地方に存在する大企業の機能とは、営業機能やニアショア開発、コールセンターなどの「オペレーションに特化した機能」がメインです。

 

実際、福岡でも億単位の大型調達を実施したベンチャー企業や、上場やバイアウトなどのイグジットを果たした企業が増えてきました。

 

その成長のプロセスの中で、マスマーケティング、人事、ファイナンス、広報・IRなどの機能を担える人材のニーズが急速に高まります。そういった人材がいないと「次のステージ」に進めないため当然なのです。

 

すでに完成されたオペレーションを滞りなく遂行する、複雑な社内決裁や利害関係者を調整する。そんな東京の大企業でのコーポレート職務で力を持て余している方には「今までの経験を活かし自らルールをつくり事業を牽引できる」このフェーズはとてもやりがいがあるに違いありません。

 

福岡にはどんなベンチャー企業があるのか

ここから全6回に渡り、福岡のベンチャー、スタートアップの注目企業について具体的に「どのような求人があり、どのような人材が活躍できるか」まで踏み込んで解説していきます。

 

福岡の企業が持つ経営課題や事業課題も、東京のビジネスパーソンの力が入れば解決できる。

 

そして、その企業が未来の日本を塗り替えるところまでプレゼンスを高められる。

 

そんな日本の未来を変えていく人と企業の出会いに、私は全力を尽くします。

 

YOUTURNが紹介する企業はすべて、私自身がその企業のトップである経営者との対話を通じ「この企業が日本の未来を変えていくに違いない」と確信している企業しかありません。

 

全6領域それぞれユニークなベンチャー企業を紹介しています。随時、追加更新していきます。

 

福岡のベンチャー企業で注目すべき6領域

 

【1】「地方でやるべき事業」だからおもしろい! 福岡から地方創生を実現するスタートアップ3選

【2】テクノロジーで新たな社会システムを創出する福岡のテックベンチャー

【3】次世代の「子育て・教育」の仕組みをつくる福岡のベンチャー企業

【4】人生100年時代に「医療・健康」を支えるイノベイティブな福岡発ベンチャー3選

【5】待ったなしの超高齢化社会で「介護・高齢者問題」を地方から解決する福岡のベンチャー企業

【6】地方ベンチャーの活路はグローバルにある!世界を狙う福岡のベンチャー企業

著者プロフィール

中村 義之
株式会社YOUTURN代表。地方のアセットを活かして持続可能なライフスタイルとイノベーションを生みだすための起業インフラを創出中。メイン事業はU・Iターン特化の転職エージェント。地方のスタートアップで活躍したい人材募集中。