毎日朝早くから残業を含めた夜遅くまでの仕事。終わらない業務。上がらない評価と給与。仕事をしていれば、「仕事を辞めたい」と1度でも考えたことがある方は多いのではないでしょうか。

 

ですが「仕事を辞めたい」と思ったら、実際に辞めてしまうその前にこの記事を読んでください。

 

今回は辞めたい理由4つのパターンと対処法、そして実際に仕事を辞めると決めたらやるべきことをご紹介します。
 

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仕事を辞めたい4つのパターン

みなさんは「仕事を辞めたい」と考えたことはあるでしょうか? 「待遇面が合わなくて」「今の給与では家族を養っていけない」など考えた際の理由はさまざまでしょう。

 

平成26年5月の厚生労働省職業安定局の調査によると、離職の最たる理由は、「賃金が不満」(44.3%)。

 

その後は「仕事上のストレスが大きい」「会社の経営理念・社風が合わない」「職場の人間関係がつらい」と続いています。具体的な理由を詳しく見ていきましょう。

 

1.給料に不満

退職理由として最も多かった回答が「給与が低かった」から。身を削るように働いても給与として反映されなかったり、賞与も周りよりも低かったりしたら、モチベーションも下がってしまいますよね。

 

さらに会社に入って数年が経つと、上司の働きぶりや給料もなんとなくわかってくるもの。「これだけ働いて、これしか給料は上がらないのか。将来はこれくらいの年収にしかならないのか」と考えてしまうと少し寂しくなってしまいますよね。

 

また、自分の家を買って、子どもが生まれて……となると、人生でおおよそどれくらいのお金が必要なのかわかってきます。そんなときに「今の給料のままではまかないきれない」と転職を考えるきっかけになるようです。

 

2.仕事上のストレスが大きい

次に理由が多かったのは、「仕事上のストレスが大きい」という回答。中間管理職として上から圧力がかかり、目標達成するまで気が気でないことはよくあります。

 

さらに下を指導する立場として情けない姿は見せられません。自分を律し、目標達成に向けて部署をあげて邁進する。当たり前といえば当たり前ですが、相談できる相手や信頼できる後輩がいなかったりすると心が折れてしまいそうになります。

 

3. 会社の経営理念・社風が合わない

経営理念はいわば、会社の幹となるもの。どんな信念を大切にし、どんな道を進んでいくのか。事業精神を代わりに伝えてくれる役割を果たします。社風は、目標に向かってどんな風に進んでいくのかを表してくれます。

 

会社は体育会系なのか、理論系なのかといった会社の持つ雰囲気をも表します。自分と異なるタイプの職場だった場合、きっと辛い日々となることでしょう。

 

4. 職場の人間関係が辛い

職場の人間関係がうまくいかないと、どうしたって仕事も辛くなってくるもの。「上司とソリが合わない」「後輩が言うことを聞かない」「職場にいるお局が嫌味ったらしい」など。人との関係性はそれぞれです。あげればキリがないでしょう。

 

毎日顔を合わせなければいけない職場で苦手な人がいると、会社に行くことすら億劫になってきますよね。逃げられないからこそ、退職という手段に逃げたくなることもよくわかります。

 

仕事を辞めたい4つのパターンへの対処法

では、本当に辞める選択をして後悔はしないのでしょうか。退職することは、今まで働いてきたキャリアを一度捨てることでもあります。ここでは辞める選択をする前に今の職場で何ができるか解決法を紹介します。

 

1.給料に不満

給与は会社に決められるのが会社員。仕方ないものと諦めていませんか? もちろん、この事実は変わりませんが、自分の意思をしっかりと会社に伝えることも大切です。ある方は「給料上げて!」と家計簿持参で社長に直談判をしたというエピソードもあります。

 

これは極端な例ですが、働いている内容に見合った給与なのかと考えることは正しい対処法のひとつ。自分自身で考えて、自己申告書など会社へ提出する書類で自分の意見を伝えることも手でしょう。

 

2.仕事上のストレスが大きい

真っ当に評価をしてくれないことに対し、どう思うのか。人事制度をどう直してほしいのか考え、自分で上司や人事担当に言ってみることも必要です。直接伝えることが難しい場合は、こちらも自己申告書などで会社に伝えることもひとつの手段です。

3.会社の経営理念・社風が合わない

正直に上司に相談してみましょう。経営理念は変えられないかもしれませんが、その部署だけでもいつもと雰囲気を変えてくれるかもしれません。

 

こうした職場の場合、コミュニケーションが足りていないことが多々あります。自分がどう思っていて、何を変えてほしいのか。しっかりと伝えるようにしましょう。

 

4. 職場の人間関係がつらい

もし相手が挨拶をしてくれないのであれば、自分からの挨拶は必ずするように心がけましょう。もしかしたら相手も同様に「あの人には嫌われているから挨拶できない」と考えてしまっているかもしれません。

 

仕事を辞めるべき・続けるべきの判断基準

仕事を辞めるとなると大きな決断が必要です。まだ改善できるのか、それとももう改善できないのか。あなたの職場はどっちなのかを次の項目で一緒に見ていきましょう。

 

こんな環境なら辞めた方が良い

まずは、会社を辞めるべきと決断する場合のパターンをふたつご紹介します。ずばり、人間関係と労働時間。心身ともに負担を抱えてしまう原因の場合は、潔く転職を決断することをおすすめします。

 

1.人間関係

どんな職場でも人間関係の悩みはつきもの。多少の我慢は必要とはいえ、新人にしっかりと仕事を教えなかったり、理不尽なことばかり押し付けられたりと、度を超えた対応がまかり通っている職場は辞めたほうがいいでしょう。

 

上司はすぐには変えられないもの。理不尽なことがまかり通る場所にずっといる必要はありません。自分でどうしようもない状況に置かれた場合は、辞めることを考えましょう。

 

2.労働時間が長い

多くの業界で人材不足が叫ばれている現在、いち社員への負担が大きくなってしまうことも。残業時間が長すぎたり、睡眠時間を削らなければいけなかったりと自分が大切にしたい時間までも犠牲にしなければいけない。

 

せっかくやる気があっても体を壊してしまっては元も子もありません。そうなる前に上司に相談しましょう。それでも改善されない場合は、退職を考えるべきでしょう。

 

こんな場合は辞めないほうがいい

反対に、辞めたいと思っても、以下の理由のような場合は一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。もしかしたら、今後の動き方次第では、退職せずに仕事を続けられる選択肢だってあるかもしれません。

 

1.寿退社

人生のうちで大きなイベントのひとつ、結婚。結婚や出産によって会社を辞めようか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ただ、将来のことを改めて考えてみてください。結婚して、出産。その後ひとりの稼ぎのみで家計を支えるのは難しい場合が多いのが現実です。その時にいざ再就職しようとしてもブランクがあり、小さな子供がいると独身時代のようには就職活動ができない方も多いのではないでしょうか。

 

また技術は日々進歩しています。数年後には仕事のやり方が変化していることもあり、仕事をずっと続けてきた社員と差が出てしまうこともあるでしょう。寿退社をすることが良いのかどうか。今一度将来起こりうるデメリットも含め、パートナーと話し合ってみましょう。

 

2.介護を理由にした退職

高齢化が進み、自分の親や配偶者の親などの介護が必要となることもあるでしょう。その介護を理由に仕事を辞めなければいけない人もいるのが現状です。仕事を辞めれば当然空いた時間が増えるので、介護に時間を割くことはできるようになるでしょう。

 

しかし同時に収入はなくなってしまいます。そんななかでも嵩んでいく介護費用。最初は切り詰めればなんとかなるかもしれませんが、次第に貯蓄残高もなくなっていき、心の余裕もなくなってきます。

仕事と介護を両立する人のために厚生労働省では介護休業法が制定されています。要介護状態にある家族1人につき、通算93日の休業が与えられ、最大3回に分けて取得することができます。(※)

 

上司に相談し、仕事をしながら上手く組み合わせて活用することで両立も可能となるでしょう。こうした制度を利用しながら仕事を続けることも手段のひとつです。

 

※育児・介護休業制度ハンドブック 厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/pdf/ikuji_h27_12.pdf

 

3.給料が安い

退職理由のひとつに上がっている「給与が安い」。しかし給料のみで退職を考えるのは危険です。給料のみで考えてしまうと、たとえ転職したとしてもまた給与に不満を感じてしまい、もっと良い給料の職場を見つけた際にまた転職を考えてしまいます。

 

それでは、ずっと転職を繰り返してしまいます。仕事は給与だけではありません。仕事内容や人間関係、将来のキャリアプランなど総合的な価値を含めて仕事です。もっと広い視点で仕事を捉えることで今携わる仕事が変わるかもしれません。

 

4.働きたくないから辞める

大きな理由もないまま、仕事がつまらないから、働きたくないからといって退職することはやめましょう。仕事がつまらないのであれば、自分にとって何がつまらないのか、仕事のやり方を工夫することで改善できないかを今一度考えてみましょう。

 

それでも仕事を辞めたいと思ったら

ここまで読んでも辞めたい理由に明確な意思があるのであれば、辞めるべきでしょう。その場合、仕事を辞める前にすべきことがあります。

 

1.職場に改善交渉してみる

まずはあなたが感じている不満は今の職場で改善できないのか。上司にきちんと交渉してみましょう。給与や評価制度なのか、人間関係なのか。どんなことに不満を感じていて、どんな風に改善してほしいと思っているかをしっかりと伝えましょう。

 

2.他部署への異動願いを提出

それでも改善が難しい場合は、他部署に異動できないか様子を伺いましょう。例えば人間関係で悩んでいる場合、それは部署を変えれば解決することでもあります。自分が誰のどんな行動に困っているのかをしっかりと上司に伝え、部署を変わりたい意思を伝えましょう。

 

または信頼できる仲間に相談してみましょう。会社のこんなところに不満を感じていて、こう直して欲しいと思っている。でも相手が上司だったり、自分より社歴の長い人だったりすると言いにくいもの。その場合、信頼できる仲間にどうしたら良いかを相談してみましょう。

 

3.離職

それでも改善しない場合、辞めるという選択を選ぶのもひとつです。そこで問題となるのが、在職中に転職活動を行なうのか、辞めてから行なうのか。

 

1.在職中に転職活動を行なう

在籍中に転職活動を行なえば、収入が安定しているので自分の希望の仕事が見つかるまで心置き無く就職活動に取り組むことができます。一方、面接のスケジュールを組むときには仕事終わりや休みの日に設定しなければいけないことも。休日も忙しく、心身ともにリラックスした状態で仕事に打ち込むことが難しくなる場合もあります。

 

2.離職してから転職活動を行なう

では反対に離職してから転職活動を行なう場合はどうでしょうか? 面接先のスケジュールに合わせやすくなり、活動はしやすくなるでしょう。しかし継続的な収入は一度途切れるので精神面で焦りが生じることもあります。離職してから活動する場合は、十分な貯蓄がある状態にしておいたほうが良いでしょう。

 

キャリアコンサルタントへの相談

仕事を辞めたいと思ったときに家族や友人などさまざまな人に相談することでしょう。しかし転職活動を知り尽くしたプロであるキャリアコンサルタントに相談することもひとつの手段です。次になぜキャリアコンサルタントに相談するのが良いのかその理由をご紹介します。

 

1.辞めたい理由と、それが解決できる職場を提示してくれる

キャリアコンサルタントに相談に行った場合、あなたが本当に仕事を辞めたいのか、どこに原因があるのかを提示してくれます。またその辞めたい原因をどの会社でなら解決できるのかを教えてくれます。

 

2.「辞めない選択肢」も一緒に考えてくれる

転職時に辞めない選択を与えてくれるのもプロだからこそ。あなたの悩みは、現在の職場で本当に解決できないのか。改めて解決策を一緒に考えてくれます。自分ひとり、または友人や家族に相談しても見つけられなかった解決策を数多くの会社を見てきたプロだからこそ見つけてくれるのかもしれません。

 

3.無料でプロの意見が聞ける

そんなプロの指導やアドバイスを無料で聞けるのも心強い。しかもあなたの強みが何かを棚卸し、履歴書や職務経歴書の書き方まで指導してくれるのです。

 

YOUTURNのキャリアコンサルタント

そんな転職活動で大きな鍵を握るのが、良いキャリアコンサルタントと出会うこと。では良いキャリアコンサルタント とは、どういった人を指すのでしょうか。

 

それは「納得するまでの伴走者となり得る人」。転職活動はすぐに終わるものではありません。「転職するか在籍するか」という選択から次の就職先が決まるまで。長い道のりを走る過程でじっくりと壁打ちができる伴奏者を探す必要があります。

弊社に所属する高尾大輔はまさにそんな伴走者になり得る人です。

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彼は通算して、13年転職エージェントとして活躍してきました。そんな高尾が考える、良いキャリアコンサルタントの基準は「今後の人生をどう生きていくか」の根本的な段階から伴走してくれる方であること。

 

「転職はすぐに決められることでもありません。決断のタイミングにだけ相談相手が必要なのではなく、解を見つけていくプロセスにこそ相談相手が必要なのだと実感しました。こうした経験から決断に至るまでの思考や感情の整理、客観的視点を交えた上でのディスカッションを繰り返し行うことでより納得のいく結論を出していただければと思います」

と以前本媒体の記事で答えています。

 

福岡Uターンの専門転職エージェントなら「YOUTURN」

YOUTURNでは、無料のキャリア相談を受け付けています。あなたの目標、課題に寄り添って一緒に達成、解決に向けて動いていきましょう。

 

YOUTURNを使う理由① 思考の整理からともに伴走者として

通常のキャリアコンサルタントは、どんな業界に興味を持っているか・どんなキャリアアップを望んでいるかといった話からスタートするところも多いでしょう。しかし当社は本当に転職がしたいのかと根本から話し合い、引き出していきます。思考の整理からあなたが一番輝く方法を探して、ともに走れる環境をご提供します。

 

YOUTURNを使う理由② 福岡・九州の情報に強い

福岡に拠点を持つYOUTURNは当然のことながらしっかりと地元の企業との関係性を築いています。転職する、しないの前にどんな求人があるかを見ておくことは安心に繋がります。福岡・九州に強いYOUTURNであれば持っている情報量、情報の質も高く、信頼できる情報をお渡しできることと思います。

 

YOUTURNを使う理由③ プロの意見を無料で

就職のプロは数多くの職場を見聞きしてきました。その知見をもとに他社と比べてあなたの職場はどんな状況なのか。冷静に判断することが可能です。その上であなたはどう行動すべきか、一緒に考えていきましょう。

東京では、福岡銀行が運営する「ダイアゴナルラン東京」(八重洲)で、またはオンラインでも相談を受付しています。

 

まとめ

何度も考える「離職」。しかし「本当にその選択をして良いのか」を今一度改めて見つめ直してみましょう。もしあなたが悩んでいるようであればぜひYOUTURNの無料相談を利用してみてください。きっとあなたの力になれると思います。
 

累計の移住転職実績100名以上!
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著者プロフィール

YOUTURN編集部
YOUTURN編集部
YOUTURNは、累計100名以上のハイクラス・エクゼクティブ、大都市の最前線で活躍されたビジネスパーソンの九州・福岡への移住転職を支援するエージェントです。地域特化、UIターン転職ならではフル・オーダーメイド転職支援を通じて、今世の中の求人票にはない、あなただけの求人ポジションをつくります。