社会人として勤めている人であれば、職場の人間関係に悩んだ経験があることも多いのではないでしょうか。会社の人とは毎日顔を合わせなければならないもの。どうしたって「職場の人間関係」は逃げられない課題です。

ところが、日々のコミュニケーションや小さなトラブルなど、積み重なることで人間関係がどうも面倒だと感じてしまうこともあるかもしれません。本記事では職場の人間関係に疲れてしまった場合、転職という選択をする前にやらなければいけないことをご紹介します。

 

「職場の人間関係」が仕事のストレスで最も多い

平成26年5月の厚生労働省職業安定局の調査によると、人間関係が理由で退職した人は約24.4%と全体の2割以上を占めています。それだけ多くの人にとって職場の人間関係が重要な問題になっているということはまぎれもない事実です。

 

1.職場の人間関係と離職状況の関係

上記と同じ調査で、従業員に聞いたところ職場の人間関係が良好な職場においては離職率が低いという傾向が見られました。私たちが働く上で、人間関係がそれほど重要な意味を持つことがわかります。

 

2.「人間関係が良好」と答える上司部下間のギャップ

2010年2月〜3月、立命館大学山浦一保准教授らが静岡県内企業に勤務する若手正社員とその上司を対象に「上司と部下のよりよい関係づくりに関する調査」を行ないました。

これによると、「部下と信頼関係が築けている」と答えた上司は約7割。「上司との信頼関係が築けている」と答えた部下は約6割。4割の部下が上司との信頼関係が築けていないと回答しています。

また同調査にて、上司との関係が良好な部下は、「仕事満足度」「仕事へのやる気」「現在の会社への定着意欲」が高いといった結果も出ています。

以上2点をふまえると、上司と部下との間で「人間関係」に関する意識にギャップが生じていること、そして人間関係が良好だと仕事に対する意欲も高く、結果職場の不満には繋がりにくいといったことが予想されます。

 

3.仕事をする上でのストレスは人間関係が最も多い

2015年11月に日経BPコンサルティングが行った、仕事のストレスをテーマにしたアンケート調査によると「仕事をするうえでストレスだと感じるものは?」といった設問に最も多かった回答は「職場の人間関係」でした。

 

さらに従業員1,000人以上の大企業の会社員と、従業員49以下の小規模企業の会社員のストレスを感じる度合いを比べると、職場の人間関係の項目では大企業社員が54.8%なのに対し、小規模企業の社員は34.9%と大きく開きが出ていました。

 

よくある人間関係でのストレス例4つ

それだけ多くの人が悩む職場での人間関係。実際にどんな内容でストレスを感じるのでしょうか。

 

1.上司と合わない

最もよく聞かれるのが、「上司と合わない」といった理由。たとえ意見が異なっても部下の意見もしっかり聞いたうえで異なる意見を教えてくれる上司であれば良いのですが、頭ごなしに批判し、意見を聞いてくれないケースも。

 

ほかにも部下の成果を自分の手柄にしたり、部下に指示をしても自分は何も動かなかったり。上司を尊敬できなければ、その下で働くことも難しくなりますよね。

 

2.風通しが悪い

「問題があってはならない」と新しいアイディアを通さない職場もあります。問題がないように厳しく管理することが守るべき方針となり、働く側からしても窮屈な組織に。

 

すると、部下は自然と防御することに意識が行き、「自分の意見を持たず、上司の意見に合わせる」「面倒な情報は上司には伝えない」といった行動を取るように。こうなってしまうと組織のパフォーマンスも上がらず、新しい時代の波に乗り遅れてしまいます。

 

3.正当に評価されない

年功序列制度によって、仕事の成果を上げていない上司でも昇進していく様子を見ていると、「なぜ仕事を頑張らなければいけないのだろう」と疑問に思ってしまうかもしれません。

 

その一方で、自分の頑張りがなかなか評価されないと、どうしてもモチベーションは下がってしまいます。

 

いくらお金のため、昇進のために仕事をしているわけではないとはいえ、お金や昇進がモチベーションのひとつになっていることも事実です。自分がどれだけ頑張っても正当に評価されなければ、頑張り続ける理由がなくなってしまいます。

 

4.悪口・愚痴が多い

会社に勤めていると、愚痴のひとつやふたつ言ってしまいたくなることもあるでしょう。飲み会になると社員の愚痴大会なんてことはよく聞く話。

 

しかし、あまりにも悪口や愚痴が多い人と一緒にいると、こちらも気持ちが暗くなってしまいます。悪口は言わずに、どうしても納得行かないことがあれば本人に直接話す努力をしてみる。愚痴は改善策として上司へあげる。そういった次の手段を踏み出さない場合、職場全体にマイナスの空気が漂ってしまいます。

 

人間関係でのストレスへの対処法

こうしたストレスの原因が職場にあると、ついイライラしてしまうもの。これらの原因を改善するために実践しやすいものをいくつかご紹介します。

 

1.自分から挨拶をしてみる

職場の人間関係にストレスを感じている人は、自分から少し行動してみるといいでしょう。まず試してほしいのは、自分から積極的に挨拶をすること。相手が挨拶をしないのは、もしかしたら相手も自分と同様に「あの人には嫌われているから挨拶できない」と思っているだけかもしれません。

 

また「ありがとう」と素直に気持ちを伝えることも大切です。恥ずかしがったり、タイミングを逃して言えなかったりしたことはありませんか。誰でも素直に「ありがとう」と言ってもらえることは嬉しいものです。いつもより少しだけ勇気を出して、自分の気持ちを伝えてみましょう。

 

2.愚痴が多い人との付き合いはできるだけ避ける

悪口や愚痴が多い人から飲み会に誘われたら、「仕事がまだ終わらないから」「ちょっと今日は用事があって」と何かしらの理由をつけて断りましょう。一緒に行ってしまったらきっと愚痴大会になってしまうことでしょう。

 

愚痴が多い人と一緒にいると気持ちが悪いほうに引っ張られてしまいます。自分の気持ちを自分でコントロールする意味でも付き合いはできるだけ避けるようにしましょう。

 

3.会社外の趣味を持つ

どうしても改善ができない場合は、仕事上の付き合いだと割り切ってしまうことも手段のひとつです。そして会社以外の趣味を持つことで居場所を作りましょう。

 

サッカーが好きなのであればサッカーチームに音楽が好きであればDJイベントを主催するなど会社以外の人との交流を増やしましょう。そうすることでストレスの逃げ場ができ、必要以上に会社に固執しなくなります。

 

人間関係が良い職場の見極め方

もしあなたが新しい会社に就職するとしたら、どんな雰囲気の会社に入れば良いのでしょうか?ここでは人間関係が良い職場に見られる傾向をご紹介します。

 

1.社員同士の仲が良い

社員同士のコミュニケーションがしっかりと取れていることがまず大切です。信頼関係が築かれているので、モチベーションも自然と上がり、お互いに仕事を助け合ったりとチームで仕事を進めていけます。

 

2.お互いに認め合っている

同じ会社の社員とはいえ、得意不得意はそれぞれです。Excelにデータをまとめることが得意な人もいれば、事務作業はできないけれど営業が得意な人もいます。こうしたスキルをお互いに認め合い、補完し合っている会社は職場環境が良い会社といえるでしょう。

 

3.個性が尊重されている

人に得意不得意があるように、社員が職場に求めることも千差万別。社員同士で飲みに行くことが好きな人もいれば、苦手な人もいます。さらには家族がいるから帰らなければいけない人もいるでしょう。こうした考え方や性格をお互いに尊重し合うことで気兼ねなく仕事ができるのです。

 

4.ビジョンを持って集まる会社

以前弊社のブログでインタビューした株式会社ホープでクリエイティブ部長と人事部長を兼務する平木正剛(ひらぎ せいごう)さんはこう語っています。

 

「『福岡からメガベンチャーを目指す』という立ち位置だからこそ、誰も不要な人なんていない。一人ひとりが成長して会社を大きくしていく、という気概がある仲間が集まっているからこそ、自分も刺激を受けて成長できる環境だと思いますね」

 

地方のベンチャー企業だからこそ裁量権の大きさや働く仲間の存在が、働きがいを感じるうえで非常に大切なポイントになっているようです。こうして東京や首都圏の会社だけでなく、地方に目を向けても人間関係が良好な会社があるのかもしれませんね。

 

それでも、人間関係が理由で辞めたいときは

どうしても自分の力ではどうにもならない、限界だというときはほかの人の手を借りる手段もあります。その際にどんな手順を踏んで辞めれば良いのかをご紹介します。

 

1.人事部の相談窓口などを利用

社内に相談窓口がある場合は積極的に利用しましょう。たとえ直属の上司に相談できなくても人事部であれば、配置転換など他の対応策を講じてくれるかもしれません。

 

2.信頼できる社外の人に相談する

社外の人に相談することも手段のひとつです。あなたの立場と上司との関係性を踏まえて客観的にアドバイスしてくれるかもしれません。

 

3.嫌なところとその改善方法を書き出してみる

何が嫌なのか、そしてどんなことを講じれば改善できるのか。自分でリストアップしてみましょう。それを元に本当に自分で改善できないことなのか可視化することで頭がスッキリすることもあります。

 

辞める前にキャリアコンサルタントに相談してみよう

仕事を辞めたいと感じた際には、キャリアコンサルタントに相談することも手段の一つです。キャリアコンサルタントは数多くの転職者や会社と関わっています。そんな数多くの事例から考えて、あなたの場合、職場改善が可能かどうかを判断してくれます。

 

希望があれば、会社に改善を求めることも。友人や家族などに相談しても改善まで実行するにはあなたへの負担が大きくなってしまいます。しかしキャリアコンサルタントであれば、会社側への連絡までしてくれるので、あなた自身の精神的な負担も軽減されます。しかも無料で相談が可能で、その道のプロの話を無料で聞ける。そんな機会はなかなかありません。

 

キャリアコンサルタントに相談する際の注意点

良いキャリアコンサルタントに出会うためには、複数人のキャリアコンサルタントに会いに行く必要があります。おおよそ5人に会いに行き、その中でしっくりくる相手に相談するようにしましょう。そうするとあなたに合ったキャリアコンサルタントに出会う可能性がグッと高まります。

 

相談する前の準備

実際に相談に行く前に自分の中で整理をしてから行くようにしましょう。職場のどんなところに不満を感じていて、転職するならどんなところを軸に動きたいのか。たとえば、正当に評価してもらえないといったことに不満を持っているようであれば、次の就職先は評価制度が整っているところへ。

 

今の職場だけでなく、今までのキャリアで調子が良かった時、悪かった時を書き出して見つめてみるのも有効です。自分で何が大切なのかを考えるようにしておきましょう。

 

マイナスな気分のまま、転職活動をしない

職場の嫌なところに対し、不満な気持ちを持ったまま転職活動をしてしまうと、良い結果に結びつきません。その負の感情が採用担当者に伝わってしまうからです。そして面接や採用試験に受からないために精神がすり減ってきて、周りを見る余裕がなくなってしまいます。こうした理由からマイナスな気分を引きずらず、気持ちを切り替えて活動を始めましょう。

 

福岡Uターンの専門転職エージェントYOUTURN

YOUTURNでは、無料でキャリア相談を受け付けています。移住専門の転職コンサルタントがあなたのキャリア構築を徹底的にサポートします。

 

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まとめ

職場の人間関係は逃れられない課題です。しかし、退職という結論を出す前にできることはたくさんあります。まずは周りの人の力を借りて、難しいようであればぜひ弊社へお問い合わせください。その道のプロとしてできる限りのサポートをします。

 

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著者プロフィール

YOUTURN編集部
株式会社YOUTURNは、首都圏でキャリアを積んだビジネスパーソンと、福岡で社会課題の解決に挑む企業とのマッチング事業を展開する会社です。スタートアップ都市として芽吹きつつある福岡のベンチャー企業、地場の優良企業への移住転職で、キャリアップとQOLの向上を実現してみませんか?