「転職するなら、将来性のある業界で新しい分野に挑戦したい」そう考える方は、多いのではないでしょうか。そんなときに思い浮かぶ企業や業界はスタートアップやITベンチャーだったりするもの。

 

実は、福岡にはスタートアップをサポートする制度があり、ITベンチャーの誘致にも力を入れているのです。

 

今回は、福岡でのスタートアップに関する動きや最近業績を伸ばしている福岡の企業をご紹介。本記事を通して、福岡の最新の情報をゲットして、今一度自分のキャリアプランを考え直していきましょう。
福岡移住でキャリアアップを実現する方法は?

スタートアップやITベンチャー誘致に成功している福岡

スタートアップという言葉が浸透し、全国各地で声高に企業の誘致が叫ばれています。そのなかでも福岡は行政が先導を切って誘致に取り組み、大手IT企業などの誘致に成功。今、注目を浴びている市のひとつです。

さらに福岡市にはスタートアップカフェという相談窓口があり、市民の「やりたい」気持ちを後押し。具体的な行動を一緒に考え助言まで行なっています。ちなみに相談窓口をリニューアルさせてから、相談件数は約7倍に増加。2014年10月から約2年半で起業した数は100社を超え、起業を志す人にとって福岡市はかなり魅力的な場所になっています。

また人口も増加し続けており、例年転職者が多い時期にあたる2018年10月には2,984人もの方が県外から福岡にやってきました。このようにスタートアップやベンチャー企業にも優しく、人口も増え続けている福岡。今回はそんな福岡で転職する際にはどんなことに注意して求人を探せば良いのか、どんな方法で求人を探せば良いのか、とことんお伝えします。

 

福岡で昔から続く「ものづくり」産業

福岡の産業は鉄鋼や化学、さらには自動車やロボット産業まで、ものづくり技術を用いて発展してきた歴史があります。最近ではバイオ・メディカル産業や水素エネルギー産業など最先端技術の研究・開発にも力を入れてきました。

 

さらにものづくりに代表される産業面だけでなく、メルカリやLINE、楽天など名だたるIT企業が福岡進出に踏み出したことも大きな話題となりました。こうした動きが後押しにもなり、スタートアップやベンチャー企業も福岡に進出しています。

 

福岡へ移住する前に抑えておきたいポイント

福岡は豊かで美しい自然と、都市機能が共存した街です。北部には、玄界灘、響灘、周防灘が、西南部には有明海が広がっています。さらには三郡山地、背振山地、筑肥山地、耳納山地などの山地や、筑後川、遠賀川、矢部川などの川も続く自然豊かな街。

そんな福岡の都市部、博多~天神地区周辺は日本有数の大都市でもあります。大手企業の本社や支部が立ち並び、西日本のリーディングゾーンとして発展を続けている場所です。

 

暮らしやすい都市と言われる福岡移住のメリット

自然と都市部が共存する福岡は、住みやすい市としても定評を得ています。英情報誌『MONOCLE』発表の「世界で最も住みやすい25の都市ランキング-2017年-」においては14位に選出。その暮らしやすさは日本のみならず海外からも注目されています。

 

1.物価が安く、商業施設も集積

その理由のひとつとして考えられるのは、東京、名古屋、大阪などほかの都市圏よりも物価が安く、都市型の商業施設なども集積していること。身近な場所に何でも揃っていることは暮らすうえで大切ですよね。一方、その近くには自然公園があるなど都市部と郊外の良いところをギュッと凝縮したような場所であることもまた人気を得ている理由です。

 

2.子育て応援のお店や医療機関が整っている

また、子育て応援のお店が多いことも特徴。18歳未満の子供がいるご家庭にさまざまな特典を提供する「子育て応援の店」の登録が多く、店舗数は全国第2位を記録しています。さらに移住した際に気になる医療機関も充実。病院数や医師数も多く、病院数は第4位、医師数第5位と高水準。何かあったときに駆けこめる場所があるだけで安心ですよね。

 

3.食がとにかく美味しい

さらに移住者に話を聞くと、こんな答えが返ってきました。

DeNAでモバゲーを立ち上げ、第一線で活躍した後福岡市に移住した畑村匡章氏。以前本媒体で行なったインタビューでは、このように答えています。

 

「空港が都心から近いし、しっかり都会もある。福岡の心地よさを知ったときは、衝撃でした」。

 

さらに食に関しても「食べることが好きなので安くて美味しいという福岡のあたりまえが本当に最高なんですよね」と続けます。

総務省統計局「H26年全国消費実態調査」によると、1ヶ月間あたりの食費は平均66,153円と、東京の81,418円よりも安く抑えられています。福岡は海も山も田畑もあるため、食べ物の質は高い。美味しい食が身近に安く食べることができることも福岡移住の嬉しいポイントです。

 

4.想像通りの暮らしができる

さらに畑村さんは住んでいても移住前とギャップがないことも嬉しいといいます。「通勤ストレスはゼロですし、妻も子どもも楽しく暮らしている。糸島なんかも都心から近くて、伊豆が30分圏内にあるぐらいの感覚ですよね。ワクワク感しかない」。

福岡市中心部から糸島までは車で約30分。普段は都市部に暮らして、週末は南国のように過ごせる糸島に遊びに行くのもひとつの楽しみ方なのかもしれません。

 

大手企業並の給料が望めないのがデメリット

しかし大手企業で働いていた畑村さんにとって決断するためのネックになったのは“給料”でした。大手企業の最前線で働いていたこともあり、福岡でその年収以上は望めないと自身でわかっていました。そこで移住するには自分で起業するか、財を成してからと思案。その際に興味を持ったのが「仮想通貨事業」でした。求める収入に近い年収を得られる可能性を見出し、事業に踏み込んだそうです。

 

地域間の給料格差がなくなる可能性も

ただ同時に畑村さんは「地域による給料格差はないはず」ともいいます。過去に中国やサンフランシスコに行った際も良い人材の給与はどこでも高かったそう。これからは日本も最前線の分野はだんだん年収のディスカウントは無くなっていくと考えています。

良い人材であればきちんと給与をお支払いする。それは首都圏であっても地方であっても変わらないはず。そんな未来が来るのであれば、地方に移住することも選択肢のひとつになるのではないでしょうか。

 

【東証一部編】福岡本社の上場企業をご紹介!

ここまでで、福岡に転職するメリットを見ていきました。とはいえ、起業するにはリスクが伴うもの。福岡で転職を考える方も多くいるでしょう。その場合、福岡にはどんな企業があるのでしょうか。東証一部に上場している大手企業からベンチャー起業まで一気にお伝えします!

 

1.ふくおかフィナンシャルグループ

https://www.fukuoka-fg.com

 

1社目は、銀行やその他銀行法により子会社とすることができる会社の経営管理を行う「ふくおかフィナンシャルグループ」です。九州全域を地盤とする福岡銀行や熊本県を地盤とする熊本銀行、長崎県を地盤とする親和銀行など九州地方で銀行の経営を行っています。

2016年にはスマートフォンを活用した金融サービスプラットフォーム「iBank」を設立。デビットカードやスマホアプリを使い、普段のお金の出し入れも見えるようにするサービスをはじめました。

 

2.西日本鉄道株式会社(にしてつグループ)

http://www.nishitetsu.co.jp

 

続いてご紹介するのは、鉄道事業に代表される運輸業から不動産業、ホテルなどのレジャー・サービス業まで幅広い分野で事業を営む「西日本鉄道株式会社(以下、西鉄)」です。現在、グループ会社は86社、1学校法人と会社数も多く、携わる業界の幅も広いことが特徴。

そんな福岡で大企業とも呼べる西鉄もスタートアップのイノベーションを応援する動きを始めています。それが、ビジネスを作るプログラム「西鉄Co+Lab(にしてつこらぼ)」

 

一般社団法人StartupGoGoと共同で立ち上げたこのプログラムは、西鉄と一緒にビジネスを作るパートナーを募集し、実際に最終選考を通過した企業と事業化に向けた取り組みを実施。大企業である西鉄も次世代のイノベーションに期待しているのです。

 

社会問題に取り組むベンチャー企業をご紹介

さらにベンチャー企業自体も新たな動きを見せています。とくに面白い動きをしているのが、社会問題を解決する企業。その企業たちが次々と資金調達や上場に成功しているのです。

 

テクノロジー分野から子育て・教育分野、医療・健康分野まで様々な分野において、幅広い業種を手がけるベンチャー企業が立ち上がっている福岡。今回はそのなかから2社をご紹介します。

 

1.株式会社ホープ

https://youturn.jp/companies/13

 

2005年に設立された東証マザーズ上場のベンチャー企業です。事業内容は、広告やメディア・マーケティングを基軸とした企画提案業。ここまではよくある事業ですが、珍しいのが、自治体の財源確保をメインの仕事としていること。自治体が持つさまざまなスペースを広告枠として販売するビジネスモデルを設計しています。

 

2.株式会社ヤマップ

https://youturn.jp/companies/6

登山が好きな人にとって山で電波が届かないことは命取り。とはいえ、すべての箇所に電波塔を立てるわけにはいきません。そんなときにあったら嬉しいのが、電波が届かない場所にいてもスマートフォンで現在位置が確認できるアプリです。

 

こうした登山に関するアプリの開発やオウンドメディアの運営、アウトドア保険の販売などを行うのが、株式会社ヤマップです。

 

山を愛する社長だからか、月に1度、業務時間内にスタッフで登山をする時間があるそう。「仕事の資本は体!」と言わんばかりの制度が他にも多数。ヨガやジム手当があったり、社内のハンモックでお昼寝をする社員もいたり。

 

メンバーのほとんどが17:30に帰宅するなど、制度や職場環境にも気を配っています。登山に特化した会社があるのも都市と自然が共存する福岡だからこそなのではないでしょうか。

 

高い数値で推移する、福岡の転職事情

有名な企業や注目のベンチャー企業はわかりましたが、実際の転職市場はどのような動きを見せているのでしょうか。

 

2018年10月に発表された有効求人倍率は、1.60倍。1年前の2017年10月でも1.58倍だったことからもわかる通り、高い推移を続けています。

年収に関しては現時点では東京での年収をそのまま維持することは難しいかもしれません。ですが、生活コストの低減を考慮すると可処分所得がプラスになるパターンは多いです。また、東京で積んだ実績を元に同水準または年収アップの事例も出てきています。

 

現在動き出しているスタートアップや行政が力を入れている新ジャンルなどはまだまだ成長分野。伸びしろはたくさん残されています。東京で同じ会社にずっと居続けることも1つの生き方ですが、子育て環境も整っている福岡で成長産業を扱う企業に転職することもひとつの手段なのではないでしょうか。

 

企業情報だけではわからない、真の相性を見極める

移住することにばかり目を奪われて、やりたい仕事を見失っては元も子もありません。そんな失敗談を語ってくれたのが、東京でエンジニアとして10年間勤務したのち福岡に移住し、現在はヤフー株式会社の北九州拠点に勤務する平島浩一郎さん(インタビュー記事)。

 

転職活動の際には「移住したい」という気持ちが強く「福岡にある会社であればどこでも入れるところに入りたい」という態度で面接に臨んでしまったといいます。

 

そうならないために「自分は転職して何をしたいのか」「どんなことを優先させたいのか」を改めて問い直し、自己分析をしっかりと行う必要があります。それを踏まえたうえで、企業のビジョンやカルチャーなど自身と企業をすり合わせるべきでしょう。

とくにベンチャー企業への転職は、経営者との相性が大切なポイント。その際には企業の公式サイトやパンフレットを読み込むことはもちろんですが、社長が使うSNSがあればそちらもぜひチェックしてみましょう。

 

インターネットが一般的になった現在、ベンチャー企業の社長であれば、何かしらのツールを使っている可能性が高いです。企業の公式サイトやパンフレットといった表の顔だけでなく、普段の社長も見てみることで印象が変わるかもしれません。

 

福岡への転職に役立つサービス

転職の際にはどのようなサービスを使いますか?ここでは大企業とベンチャー企業それぞれの形態に合わせたツールをご紹介します。大企業や一般企業への就職を考える場合、転職サイトを使って自力で直接応募するか、転職エージェントを利用するか、2つの方法があります。

 

活用しやすい代表的な転職サイト7選

転職サイトとは、転職希望者に向けて求人情報を発信するサイトのこと。転職を考えたときに検索して求人を見たことがある方も多いのではないでしょうか。今回は代表的な2つのサイトをご紹介します。

 

1.リクナビNEXT

https://next.rikunabi.com

 

まずは知名度のあるサービスで、福岡ではどのような企業が求人を出しているのかを知ることが先決でしょう。「リクナビNEXT」では、オファーメール機能と呼ばれる企業側からのスカウト機能があります。今の自分にどれくらいの市場価値があるかを把握する大きなチャンスです。

 

2.BIZREACH(ビズリーチ)

https://www.bizreach.jp/

 

他には、BIZREACHもおすすめです。管理職やグローバルに活躍できる職、専門職などハイクラス層向けの求人案件が豊富な転職サイトです。海外でもマルチに活躍してきた方や管理職として部署を引っ張ってきた方、高い専門性がある職種の方には使いやすく、転職の可能性も高くなることでしょう。

 

プロの意見に助けられる、転職エージェント

 

こうして福岡の求人を把握したら、転職エージェントに登録することもひとつの手段です。転職エージェントとは、求職者の転職活動を一対一でサポートするサービスです。一般的にキャリアカウンセリングや面接対策、応募書類の添削などを行ってくれます。

 

今回は数あるエージェントの中でも少し毛色の違う2社をご紹介します。

1.doda

https://doda.jp

 

こちらでもおすすめは「doda」。圧倒的な求人数を掲載し、非公開求人数も数多く抱えています。大手の求人も抱えていることから、利用者も多いのです。専任のキャリアアドバイザーが一対一で最後まで面倒を見てくれるので、初めての転職でも安心です。

 

2.パソナキャリア

https://www.pasonacareer.jp

 

ハイキャリアや次世代リーダー、また理系求人が多いことが特徴。さらに広い業種をカバーしており、考え方や社風まで見ておすすめをしてくれます。福岡にも拠点を持っているため、移住してから仕事を探す際にも便利です。

 

ベンチャー企業の求人を探すなら、こちら!

 

次にベンチャー企業への転職を考えている場合。そんなときは上に挙げたサイトだけではなく、他のサービスもみてみましょう。

1.YOUTURN

https://youturn.jp

 

まずひとつめ。本媒体の運営企業が提供する、YOUTURNをぜひご活用いただければと思います。福岡県を拠点に求人を掲載しています。求人ひとつ一つの情報量を大切に「具体的にはどんな仕事をするのか」「どんな人が働いているのか」と、丁寧に記載しています。

 

2.Wantedly

https://www.wantedly.com

 

こちらはベンチャー企業が多数掲載されているサービスです。最近は東京だけでなく、地方の求人も増えてきました。求人情報は企業が自ら書くスタイル。ブログを書けるスペースもあり、頻繁に更新する企業もあります。どんな会社なのか、どんなことを考えながら働いているか、企業の顔が見えやすいサービスです。

 

3.ビズリーチ

https://www.bizreach.jp

 

ハイクラスの転職を考えているなら、ビズリーチも欠かせません。年収1,000万円を超える求人が1/3以上と、比率としてはかなり高いサービスです。管理職や経営幹部への転職をしたケースもあるので、年齢が高い場合の転職でも十分可能性があります。

 

「YOUTURN」は、福岡Uターンの専門転職エージェント

先ほど少しお伝えしましたが、YOUTURNではエージェントとしての事業も行なっています。キャリアプランの無料相談を受けていただくことが可能。そのメリットは大きく分けて3つあります。

 

1.メルマガで最新情報を配信

U・Iターンを考えているが、現在東京に住んでいる方にとっては、福岡の情報を受け取ることは難しいもの。そんなときに活用してほしいのがメルマガ制度です。各自治体の移住イベントや採用セミナー、交流会など福岡県に拠点を置くからこその情報をメルマガでお伝えします。遠く離れていても福岡の情報を受け取ることができます。

 

2.非公開求人の募集

役員・幹部候補や新規事業責任者などの求人サイトには掲載できない情報を会員限定で配信しています。専門性の高い職種の方の求職活動もサポートしています。

 

3.便利な各種機能

こちらでご紹介した以外にも、YOUTURNには便利な機能がたくさんあります。会員だけが利用できる「お気に入り登録」や「職歴登録」機能など、自分が使いやすい機能を利用して、快適に転職活動を行なっていきましょう。

 

だから、福岡に転職する

本記事でお伝えしたように、福岡は行政自体が新しい技術や企業誘致に積極的に取り組んでいます。そのためスタートアップや注目されている業界での動きも強くなっています。働く場所から職業を選ぶ。こういった考え方もひとつの転職活動の手段です。

 

また自然が近い地方都市は全国至るところにありますが、福岡のように新ジャンルに積極的に取り組んでいる、将来性が期待できる街は少ないのではないでしょうか。せっかく地方で働くのであれば、生活の質も高めながら仕事としても面白く、価値を感じられる場所・福岡にいらしてみてはいかがでしょうか。
福岡移住でキャリアアップを実現する方法は?

 

著者プロフィール

YOUTURN編集部
株式会社YOUTURNは、首都圏でキャリアを積んだビジネスパーソンと、福岡で社会課題の解決に挑む企業とのマッチング事業を展開する会社です。スタートアップ都市として芽吹きつつある福岡のベンチャー企業、地場の優良企業への移住転職で、キャリアップとQOLの向上を実現してみませんか?