今、起業の街として福岡がアツいのをご存知ですか? その理由としては、2014年に国家戦略特区に指定され起業しやすい環境ができたこと、そして気軽に立ち寄れるスタートアップの相談窓口を設けるなど、官民あげて積極的な起業支援が行われていることなどが挙げられます。

 

そんな福岡の起業支援は、もともとどんな流れで始まり、どのような補助を受けることができるのか。注目すべきスタートアップ企業や移住のメリットとともに、福岡のスタートアップシーンについてお伝えします。
福岡移住でキャリアアップを実現する方法は?

福岡で盛り上がる起業や起業家支援の流れ

福岡市では、2012年に「スタートアップ都市ふくおか宣言」を行い、翌2013年にはスタートアップ都市推進協議会を設立。そして2014年5月、福岡市は国家戦略特区「グローバル創業・雇用創出特区」に選ばれ、2017年に官民共働型スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」をスタートさせるなど、積極的な起業支援が政府主導で行われてきました。

 

国家戦略特区に選ばれたことで、スタートアップ企業は最大5年間の所得税減額や法人市民税の免除といった軽減措置が受けられるなど、起業にチャレンジしやすい環境が福岡にできたのです。

 

福岡アジア都市研究所「Fukuoka Growth July2016」によると、福岡市の開業率は、21大都市中、全国1位を3年連続で獲得。2012年の総務省統計局の調査によれば開業率・起業者に占める若者の割合も福岡市が全国1位とのことで、実際に若い人たちの創業が盛んであることもわかります。

 

福岡市は、日本の中でもスタートアップ支援の先端を走っているといえるでしょう。

 

福岡市長・高島氏の起業支援への取り組み

現・福岡市長の高島宗一郎氏は、もともとKBC九州朝日放送でキャスターとして活躍されていましたが、2010年に福岡市長に就任。その後、「都市の成長と生活の質の向上の好循環の創出」という戦略に基づき、とくに創業支援を積極的に行なってきました。

 

2013年には福岡市が国家戦略特区に指定され、市長としての成果を認められて再任。アジアのリーダー都市になるべく、「FUKUOKA NEXT」と称したさまざまなチャレンジを推進しています。

 

スタートアップで有名なシアトルを視察した際に「福岡の環境と似ている」と感じたことから、世界に通用する企業が福岡から生まれると信じて起業支援に取り組んできたそう。創業5年以内のベンチャー企業に対する減税措置や、海外の人へのスタートアップビザ受付など、政治主導でさまざまな起業支援を行なっています。

 

福岡での起業で活用したい補助金・助成金

起業するにあたってはさまざまな補助金や助成金の仕組みがありますが、それに加えて福岡独自の起業支援制度があるので、福岡で起業するならそちらもあわせて活用しましょう。

 

ここでは一般的な補助金・助成金の仕組み5つと、福岡の補助制度2つをご紹介します

(参考URL:https://sogyotecho.jp/hojyokinjyoseikin/https://found-er.com/column/financing/1227/

 

1.創業・事業承継補助金

既存技術を活用することや新しいアイディアによって、需要や雇用を生み出すと考えられる事業に対する補助金。補助額は最大で200万円(条件より異なります)で、電子申請も可能です。

 

2.小規模事業者持続化補助金

卸売業やサービス業などの小規模事業者を対象に、上限50万円以内で対象となる経費の3分の2以内までを補助する制度です。商工会議所の指導も受けることができるので、スタートアップにはおすすめです。

 

3.キャリアアップ助成金

6ヵ月以上雇用している契約社員やパート社員を正社員に登用したのち、6ヵ月継続雇用した場合に受けられるのがキャリアアップ助成金。社員のキャリアアップ計画を作って申し込めば、該当者1人あたり60万円の支給を受けることができるのです。

 

4.地域中小企業応援ファンド

地域中小企業応援ファンドは「スタート・アップ応援型」という位置づけで、その地域に貢献する事業に対し補助されるものです。支給額や申し込み方法は各都道府県ごとに異なりますので、申請したい地域で調べてみてください。

 

5.ものづくり補助金

平成24年度補正予算から導入された制度で、中小企業・小規模事業者の中でも、ものづくりに携わっており、試作開発や設備投資のために補助されるものです。実施年ごとに全体の予算額が変わります。

 

福岡スタートアップ・サポーターズ協議会

http://vcmatching-fukuoka.com/

 

有望なスタートアップの成長支援を行うために、「スタートアップ資金調達サポート事業」を実施。実施期間中に専門家による個別メンタリング、資本政策などに関する勉強会、そして、ベンチャーキャピタルとのマッチング機会を提供します。

(対象:福岡市に本社を置くスタートアップ、かつ、ベンチャーキャピタル等による資金調達を受けることで飛躍的な成長を目指している法人・個人)

 

福岡市中小企業サポートセンター

http://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/keieishien/index.html

経営相談(創業相談)、金融・返済の各種相談に、専門相談員が無料で応じます。

また、国や県などの中小企業支援機関が発行するパンフレットや経営に関する様々な情報も提供しています。

 

中小企業者の経営課題の解決に向けた取り組みを支援するため、経験豊富な専門家(中小企業診断士など)を無料で派遣し、経営診断やアドバイスを行なっています。福岡市商工金融資金制度は、市内で事業を営む中小企業の方々や開業を計画されている方が必要な事業資金を長期・低利でご利用いただくための制度です。

 

福岡で起業相談するなら行政窓口orスタートアップカフェへ

では、福岡で起業することを考えたとき、どこへ相談に行ったらいいのでしょうか?

 

ひとつは、行政の窓口です。福岡市・福岡商工会議所では、経営相談から経営全般や税務から創業相談まで受け付けてくれます。曜日ごとに中小企業診断士の方が無料で相談に乗ってくれるので安心。

 

そして今、起業希望者が集まるのがスタートアップカフェです。官民共働型スタートアップ支援施設であるFukuoka Growth Nextの1階に入っており、 さまざまなイベントが開催されたり、有料のコワーキングスペースとしても利用できます。

 

いろいろな業種や志を持った人たちが集まるため、相談・交流の場としても賑わうスタートアップカフェ。予約不要で10:00から21:00まで(年末年始を除く)相談を受けてくれるので、気軽に立ち寄ってみてください。

 

福岡で注目の起業家・スタートアップ9社

実際、福岡にはたくさんの起業家やスタートアップ企業が生まれています。そのなかの一部をご紹介。

 

1.株式会社ホープ

https://youturn.jp/companies/13

時津孝康氏が、福岡大学在学中にひとりで起業したのが株式会社ホープです。自治体の財源確保を目指し、事業展開。“自治体の様々なスペースを広告化する”というビジネスモデルで、自治体、広告を出したい企業、そして自社に収益をもたらすことに成功しました。

 

2.株式会社ヤマップ

https://youturn.jp/companies/6

春山 慶彦氏が、「都市と自然をつなぐ事業をつくりたい」という思いから立ち上げた株式会社ヤマップ。登山・アウトドアを軸にいくつものアプリをリリースし、ダウンロード数は55万超え。国内最大級の登山・アウトドアプラットフォームとなりました。

 

3.ウミーベ株式会社

https://youturn.jp/companies/5

「釣りを、易しく」をテーマに、カズワタベ氏が立ち上げたのがウミーベ株式会社です。釣りに関する総合情報サイト「ツリホウ(釣報)」は月間50万人以上が訪れる国内トップクラスの釣り関連サイトに。オフィスが海辺にあり、釣り好きの社員が多いというのも面白い企業です。

 

4.株式会社otta

https://youturn.jp/companies/7

IoTを活用し、子どもや高齢者を見守るサービスを提供する株式会社ottaは、山口県出身の山本 文和氏が福岡で立ち上げた企業。低額な利用料金で「otta見守りサービス」を提供し、見守り活動に貢献しています。

 

5.株式会社リトル・ママ

https://youturn.jp/companies/2

 

全国のママと子どもの明日を応援する、というモットーのもと当時独身だった森 光太郎氏が立ち上げた株式会社リトル・ママ。紙・WEBメディアだけでなく、実際のイベントなどリアルメディアも活用して子育て支援サービスを提供しています。

 

6.株式会社DentaLight

https://youturn.jp/companies/11

 

株式会社DentaLightは、歯科向けの業務効率化システムやアプリを提供する企業。鹿児島県で生まれ、新卒で広告代理店の営業を経験した藤久保 元希氏が、歯科業界にビジネスチャンスを見出して設立しました。

 

7.Hyuga Pharmacy株式会社

https://youturn.jp/companies/8

 

「医療品の提供と服薬を通じて、薬局に関る人を元気にする(処方せんを元気にかえる)。」という理念にもとづいて、調剤薬局「きらり薬局」を全国に22店舗展開しているのがHyuga Pharmacy株式会社。薬剤師の資格を持つ黒木 哲史氏が、2008年に薬局を開局したのが設立のきっかけなのだそう。

 

8.株式会社ウェルモ

https://welmo.co.jp/

 

「Welfare(福祉)をMotto(もっと)より良く」という意味でつけられた株式会社ウェルモは、鹿野 佑介氏が創業。介護現場のボランティア経験から、テクノロジーを活用した介護情報サービスを提供しています。

 

9.ザ・ハーモニー株式会社

https://youturn.jp/companies/12

 

高橋 和也氏が代表をつとめるザ・ハーモニー株式会社は、「~日本の介護を持続可能な産業へ~」という理念のもと、介護事業を展開。社員の平均年齢が28歳と非常に若く、子どもと一緒に出勤できる制度やインセンティブ制度なども取り入れている企業です。

 

福岡を拠点とした生活面の魅力

このように、独自の起業支援がありベンチャー企業も数多く生まれている福岡ですが、その魅力はビジネスだけではありません。生活する上でもたくさんのメリットがあるんです。

 

①生活コストが抑えられる

全国の都市部に比べ、福岡は家賃が安いのが特徴。住むことを考えても、オフィスを構えるにしても、賃料の低さは強みになります。

 

②美味しい食べ物が多い

海に面していることから、新鮮な魚介類をリーズナブルに楽しむことができます。もつ鍋や博多ラーメン、明太子などグルメも豊富なのが大きな魅力のひとつ。

 

③空港が近い

福岡空港は街中にあるのが特徴で、博多駅からも地下鉄で10分もかからずに着きます。国内他県や国外へのアクセスも大変便利です。またアジアの国々に近いのも嬉しいところ。

 

④都会と田舎が共存するコンパクトシティー

福岡は街がコンパクトにまとまっていて買い物に便利なだけでなく、車で1時間ほど走れば糸島などの自然溢れる観光地にもアクセスできるので、週末のレジャーにも困りません。

 

YOUTURNは福岡でメガベンチャー作りを目指す

YOUTURNは福岡で起業し、福岡へのUターン・Iターン転職に特化したサービスを提供しています。転職希望者への無料キャリアプラン相談や、会員向けの非公開求人情報の提供など、福岡で転職したい人を応援。

 

そんなYOUTURNは、Uターン・Iターンを促進して地方企業と人材をマッチングし、地方の産業を活性化したいという思いを持って創業しています。仕事のやりがいはもちろんのこと、移住することによる生活の変化に関しても、キャリア・移住コンサルタントの高尾が一緒に考え伴走してくれるので、納得できるUターン・Iターンが可能となるのです。

 

福岡へのUターン・Iターン相談はYOUTURNへ

YOUTURNは福岡の企業。しかし、都市部から地方へのUターン・Iターンを促すためには都市部への働きかけがまず必要です。そこで、東京・八重洲にある「ダイアゴナルラン東京」で転職相談を実施しています。

 

経営層やベンチャー経験者などの優秀な人材に相談が可能で、Uターン・Iターンに不安を抱えている方でも満足していただけると思います。トップキャリアコンサルタントである高尾も移住・転職について一緒に考えて併走していきますので、安心してご相談ください。

 

地方への転職で心配されるのがキャリアダウン。しかし、YOUTURNは攻める転職も得意としていますので、地方でもっと活躍したいという方にこそぜひ相談に来てほしいと思います。

 

まとめ

手厚い起業支援と、相談しやすく刺激を受けられる場所が整っている福岡。「福岡での起業がアツい」と言われる所以がおわかりいただけたかと思います。

 

すでに福岡で起業してさまざまなビジネスを行なっている先輩たちも多くいるため、これから起業したいと考えている方は福岡への移住を考えてみてはどうでしょうか。

 

YOUTURNでは福岡でのメガベンチャーづくりを目指しているため、生活面も含めた福岡での起業に不安を抱えている方は、ぜひ一度無料相談をしてみてくださいね。

 

福岡移住でキャリアアップを実現する方法は?

著者プロフィール

YOUTURN編集部
株式会社YOUTURNは、首都圏でキャリアを積んだビジネスパーソンと、福岡で社会課題の解決に挑む企業とのマッチング事業を展開する会社です。スタートアップ都市として芽吹きつつある福岡のベンチャー企業、地場の優良企業への移住転職で、キャリアップとQOLの向上を実現してみませんか?