2014年に政府が「地方創生」を打ち出してから4年。

 

「地域おこし協力隊」や「移住」「多拠点」などの言葉をよく耳にするようになりました。仕事も多く生活も便利な都市部ではありますが、「地方都市での働き方に興味がある」「地元に戻って働きたい」そういった思いを抱いている人も増えており、都市部では相談会も開催されています。

 

今回は、そんな地方への移住・転職が気になるあなたへUターンやIターンといった用語、地方移住のメリット・デメリットから転職まで、実際にU・Iターンをした方の事例も交えてご紹介していきます。

福岡移住でキャリアアップを実現する方法は?

 

Uターンは地方生まれの人が故郷に戻ること

まずは、よく耳にするUターンから解説していきます。

 

Uターンは、地方で生まれ育った人が、都市部に移って働いたのちに、ふたたび自分の故郷に戻って働くことをいいます。たとえば、秋田の田舎で生まれ育ち、進学を機に東京都心へ移住。就職し、仕事をしたあとで生まれ故郷に戻るなどの場合は「Uターン」と呼ぶのです。

 

Iターンはゆかりのない場所に向かうこと

次に、Uターンと並んで使われる機会の多い言葉「Iターン」。

 

アルファベットのシンプルな言葉ともあって、違いがわかりにくいふたつ。それぞれの特徴をしっかりと区別していきましょう。

 

生まれ育った地元ではない場所で就職

Iターンは、生まれ育った地元以外で就職することを指した言葉です。とくに、都市部から出身地とは違う地方に移住して働くことを呼ぶことが多いため、都心から地方に向かう流れを指すほうが主流と覚えておいてよいでしょう。

 

たとえば、大阪の中心で生まれ育ったが、離島生活に憧れて沖縄の離島に移住するなどの場合は、「Iターン」と呼びます。

 

UターンとIターンは似ているが意味が異なる

それでは、わかりにくいUターンとIターンの違いについて見ていきましょう。

 

前述の解説と重複になりますが、Uターンは生まれ育った場所に戻ることをいいます。一方、Iターンは自分が生まれ育った場所から出ていくことを指す言葉です。元の場所に戻る意味のUターンと、別の場所に移るIターンと覚えておくと間違いないでしょう。

 

増えてきた「Jターン」「Oターン」

ここからは、最近少しずつ浸透しはじめた言葉である「Jターン」「Oターン」を解説していきます。アルファベットだらけで覚えにくいフレーズですが、アルファベットをなぞるように動くと思うと意外に覚えられるはず。

 

Jターンは、故郷から都会、別の地方都市に行くこと

Jターンは、生まれ育った故郷から進学や就職で都会に移住した後、故郷に近い地方都市に移住することを指します。

 

たとえば、宮崎の田舎で生まれ育ち、就職を機に大阪の都市部へ。その後、田舎にほど近い宮崎県宮崎市に移住し再就職するなどの場合に「Jターン」と呼びます。

 

Oターンは再度、都市部に出ていくこと

あまり耳馴染みのないOターンという言葉。

 

一度Uターンした人が、地方での暮らしの理想と現実のギャップ、刺激のなさなどから再び都市部に出て再就職することをいいます。たとえば、茨城の田舎で生まれ育ち、進学を機に上京。働いたのちに故郷へ戻るが、再び上京するなどの場合を指します。

 

U・Iターンに隠されたメリット・デメリット

ここからはU・Iターンのメリットやデメリットを解説します。まずはじめに、メリットから見ていきましょう。

 

1.自然が身近にあり、空気や水がおいしい

都市部では、高いビルやマンションなどの建物が目立ち、自然と関われる機会が少ないですが、地方では、海や川、山が身近にあり、自然の変化を感じることができます。

 

2.電車通勤の場合、通勤ラッシュがない

都市部では通勤時間帯の電車の乗車率が100%を超えることがほとんどですが、田舎では満員電車に乗る機会はほとんどなく、空間や気持ちにゆとりを持って通勤ができます。

 

3.生活費を安く抑えられる

家賃や物価が都市部と比較すると安いです。例えば、家賃などの住居費。都市部ではワンルームでも月額7~8万円かかりますが、地方に移住すると3〜4万円ほどに抑えられます。

 

4.子育てしやすい

待機児童の数が少なく子育て支援がしっかりしている地方もあるので、お子さんがいる家庭は子育てがしやすいです。

 

ここからは、デメリットを解説します。

1.スーパーや飲食店の数が少ない

地方に行けば行くほど、お店の数は少なくなります。人口が少ないことやネット通販なども増えてきていることも少ない一因のようです。

 

2.お店の閉まる時間が早い

スーパーなど20時までには閉まってしまうお店が多いです。また、週に2〜3日しか営業していない、土日しか空いていないなど営業日が限られているので、都市部のようにいつでも買い物ができることが少ないです。

 

3.交通が不便

都市部では、一本逃してもすぐに次の電車が来てくれますが、地方では電車やバスが1時間に一本しか来ないところもあります。そのため、自家用車のある家庭が多いです。

 

4.人と出会う機会が減る

日中出歩いている人も少ないですし、イベントや飲み会も少ないので、人と会う機会は都市部に比べると減ってしまいます。

 

U・Iターンを行なった人々の声を聞いてみる

都市部の良さもあれば、地方の良さもあるため、総合的にみると一長一短。それでは、実際にU・Iターンを行なった人々の声を見てみましょう。体験談を通してみると、また一味違った魅力が見えてくるはずです。

 

1、複数の事業立ち上げを経験後、福岡にIターン

はじめは、DeNAでモバゲーを立ち上げ、複数の事業立ち上げや海外展開を経験した畑村匡章さん。現在は福岡へUターンし、ブロックチェーンの開発を行う株式会社グッドラックスリー 取締役を務めています。それでは、畑村さんのUターンにおける思いとはなんだったのでしょうか。

移住に対する不安は「お金」

もともと拠点が東京にあった畑村さん。移住のきっかけとなったのは、奥様だと言います。しかし、すぐに移住とはならず、実際に移住するまでにはおよそ3年ほどの時間を要したそうです。移住するうえで、ボトルネックとなったのはとくに「年収」。

 

福岡と東京では年収の差があり、今までの生活水準を維持できるのかといった不安があったそうです。また、「地理的な条件」も人とのつながりが大切なIT業界で働いる畑村さんにとって、東京から離れてしまうことにやや不安があったといいます。

 

移住に踏み切れたのは、助走期間があったから

現在勤めている株式会社グッドラックスリーの井上氏と東京で知り合った畑村さん。最初は当時役員を務めていた会社で仕事ををしながら業務委託という形で週2〜3日グッドラックスリーでの仕事をはじめます。

 

一緒に仕事をしていくうちに、お互いのフィーリングがあったこと、畑村さんの仕事に対する考え方も理解してもらるようになっていったこと、ブロックチェーンの事業が軌道に乗ればインセンティブや会社の株、あるいは仮想通貨でリターンが得られるという確信が得られたことなどから収入の目処もつき移住を決断したといいます。

 

また、「地理的な条件」については、離れていてもFacebookでいつでも連絡がとれ、福岡から東京へのフライトも2時間程度であり移住して約半年経った時点でそれほど不自由は感じていないそうです。

 

2、10年間首都圏でエンジニアとして勤務後、Uターン

次にご紹介するのは、平島浩一郎さん。

 

福岡県出身で、10年間、インターネット・ゲームサービス企業マイネットでエンジニアとして東京で勤務しました。38歳で奥様および1歳のお子さんとともに福岡へIターン移住・転職を決め、現在はヤフー株式会社の北九州拠点に勤めています。それでは、平島さんがIターンを決意した理由とは……?

移住のきっかけと現在

移住に対してそこまで重々しい考えを持っていなかったという平島さん夫婦。「生活するなら東京じゃなくてもいいよね」と価値観が一致しており、実際に移住の話をはじめたのが31、32歳のときです。「東京でなければどこに住みたいか」という議論を夫婦でよくしていたといいます。

 

当初、奥さんは親戚もいる東北、平島さんはインターネット関係の仕事を続けたいということから福岡と移住先の意見が別れていたそうですが、実際に2人で福岡へ足を運んでいくなかで、6〜7年かけて福岡への移住を決意します。実際に移住してみて、平島さんの仕事のしやすさはもちろん、子育てにとっていい環境であると感じているようです。

 

移住先での転職活動の苦労と気づき

現在、ヤフー株式会社の北九州拠点に勤めている平島さんですが、転職先が決まるまで苦闘します。面接では「移住したい」という気持ちが強く、「正直、福岡にある会社であれば、どこでも入れるところに入りたい」という態度で面接に臨んでしまったと当時を振り返ります。

 

転職活動をするなかで、福岡の中でも「なぜその会社なのか」という理由が欠けていたことに気づき、「自分はどのように貢献して、どのように活躍していきたいのか」と、改めて考えたと同時に大きな気づきを得たそうです。

 

U・Iターン転職はどこからはじめるの?

ここまでご覧いただいくと、そろそろU・Iターン転職を現実的に考え始めるタイミング。しかし、なにから始めたらいいのかわからない、なんてことも。迷った際には、転職サイトやエージェントなどの活用をおすすめします。

 

気軽に始めるなら「転職サイト」

転職で便利なものといえば、「転職サイト」。マイナビ、エン転職、リクルート、DODAなど大手のサイトでは、U/Iターンの転職支援が行われています。

 

大手の転職サイトということもあって、求人の掲載数は多いです。正社員の求人がメインで、職種としては、営業、企画・事務・管理が大半を占めます。また、パソコンやスマートフォンから利用できるので、転職活動を始めやすく検索機能や検索条件の保存、新規求人の通知など、利用しやすい機能が備わっています。

 

気軽に始められ便利な機能もある一方、数千件もある求人から自分ですべて取捨選択していくのは結構大変なことも。企業も応募が欲しいので企業側のアピール文だけではいい部分しか見えないことがあります。

 

そのため、いいと思って応募したけれど実際はイメージと違ったというミスマッチが起きてしまうことも少なくありません。また、現地の生活や細かい部分の相談を直接できないこともミスマッチのひとつです。

 

もう少ししっかりと「転職エージェント」

転職サイトを利用する以外に、転職エージェントを利用する手段もあります。

 

転職エージェントでは基本的に担当者が付き、マンツーマンで転職をサポートしてくれます。エージェントが現地の企業と直接コミュニケーションを取っているため、「生の情報」を引き出すことも可能。また、Webには掲載されていない求人情報を持っていることもあるので、自分の方向性と合った情報と出会うことができる可能性が上がります。

 

もしも全国をターゲットとするのではなく、福岡・九州とピンポイントなエリアでU・Iターン転職を考えているなら、ぜひ「YOUTURN」を活用してみていただきたいところ。福岡・九州を中心に活動しているエージェントで求人はもちろん、移住のことまでじっくりと相談に乗っています。

 

 福岡でU・Iターンをするなら「YOUTURN」

「IT・ベンチャー人材のU・Iターンを促進し、社会課題に対する人材の偏在を解消する」をミッションに掲げるYOUTURN。地方の産業を活性化させ、雇用機会を増やし多くのイノベーションを起こしていこうと取り組んでいます。

 

転職となるとまず「応募する求人を探す」ことが先決となってしまいますが、YOUTURNではそこに至るまでのステップを大切にしています。「物価は高いの?安いの?」「住む地域はどこがよい?」「子育て環境って実際どうだろう?」「通勤事情は?」など求人票には載っていないことが、移住においては重要なことだからです。

 

仕事のやりがいだけではなく生活も大切だからこそ、単なる案件の紹介で終わってしまうのではなく、思考の整理、感情の整理、主観的な視点を尊重しながらも客観的視点を交えた上でのディスカッションを行いながら、転職活動をサポートしてくれます。

 

困った際には「YOUTURN」の活用を

迷いがちなU・Iターン転職の力強いサポートをするのが、福岡のU・Iターン転職に特化した転職エージェント「YOUTURN」です。困った際には、じっくり活用して、良い転職活動を行なっていきましょう。

 

福岡のU・Iターン転職に特化

メールマガジンで、福岡のU・Iターンや移住に関する最新情報を知ることができます。また、各自治体の移住イベントや採用セミナー、交流会など、Uターンに役立つ情報やトレンドを定期的に配信しています。

 

注目のベンチャーの求人もたくさん

福岡の気鋭のベンチャー企業の求人が多数取り揃っており、通常の募集枠に収まらない転職活動ができます。経営幹部候補、新規事業責任者などの重要ポジションを企業経営者から直接依頼されるケースもあります。

 

移住そのものもサポート

移住を伴う転職は大きなターニングポイントです。YOUTURNなら仕事以外の生活や、人生で実現したい「あり方」にまで踏み込んで一緒に考えます。

 

おわりに

ここまで、地方移住のメリット・デメリットから転職まで、実際に実際にU・Iターンをした方の事例も交えてご紹介してきました。

 

近年、地域活性化の取り組みを強化する地方の自治体も増え、それに伴いU・Iターン制度を充実させる企業も増えています。今後ますます注目されていくU・Iターン転職。まずは、相談するところから初めてみませんか?

 

福岡移住でキャリアアップを実現する方法は?

著者プロフィール

YOUTURN編集部
株式会社YOUTURNは、首都圏でキャリアを積んだビジネスパーソンと、福岡で社会課題の解決に挑む企業とのマッチング事業を展開する会社です。スタートアップ都市として芽吹きつつある福岡のベンチャー企業、地場の優良企業への移住転職で、キャリアップとQOLの向上を実現してみませんか?