希望の年収や社会的地位を得ること、やりがいのある仕事をすること。住みたい場所に住むことや、パートナーと過ごす時間や趣味の時間の充実。

何があれば自分で自分の毎日を「満たされている」と感じられるのか、一番大事にしたいものは何なのか。自身のなかにある価値観や人生観に自分ひとりで気づくのは、難しいものです。地方への移住・転職という大きな決断をするときは、こういった人生観に自ら向き合う機会になるのではないでしょうか。

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 YOUTURNでは、自己分析ツール「性格ナビ」を使ったキャリア面談をスタートしました。移住転職希望者と人生観について深く話し合い、心から納得の上で意思決定をしてもらいたいと考えているからです。

YOUTURNの代表である中村には、キャリアや生き方について数多く葛藤し、自分の人生観に向き合った上で福岡に移住したという経験があります。代表の中村が「性格ナビ」を使ったキャリア面談を勧める理由や、自身の「働く」に対する考え方など、じっくりお話します。

 

<性格ナビとYOUTURNの共同プレスリリースはこちら

 

働き方への葛藤を解消し、選択する過程に伴走したい

 

ーーYOUTURNでは自己分析ツール「性格ナビ」を使ったキャリア面談がスタートしましたが、どのような人に価値を提供できるのでしょうか。

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「そこそこ満たされているはずなのに、なぜ生きづらいのだろう」と今の仕事や生き方に葛藤している人が、自分の内面に目を向けてその理由を考えるきっかけになるはずです。移住転職を検討しているということは、今の生活や仕事で満たされないものがあって、多かれ少なかれ葛藤を抱えているということだと思うんですよね。

「性格ナビ」を使った診断ではまず自分の深層心理を知り、キャリア面談ではそれが今の仕事や生き方の葛藤にどのように反映されているのかを分析します。なぜ自分は悩んでいるのか、何が課題なのかを、キャリアコンサルタントとともに明らかにしていく。

そして「これからどのように自分の働き方や生き方を選んでいくのか」を考えて行動する、その一連の伴走を、YOUTURNはサービスとして提供したいんですよね。

 

ーー「YOUTURNの事業を通して、自分自身に向き合い、働き方や生き方を選んでいく過程に伴走したい」。中村さんがそのように思うようになったのは、なぜなのでしょうか。

 

自分も悩んでいる時期があって生き方を180度くらい変えたことがあり、今はとても幸福に生きているから、かな。キャリアにとどまらず「生き方」というレベルで、本当に数多くの葛藤を経験してきて、自分の場合はそれを解消することができた。だから、その人が葛藤を解消して自分の意志で選択する過程に伴走し、見届けることができたらと思っています。

 

代表の中村が、福岡移住と起業を決断するまで

 

ーー中村さん自身はもともと東京でベンチャー企業を経営していましたが、今では福岡に移住して起業をしています。これまで、どのような葛藤を経験してきたのでしょうか。

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新卒で入った会社で働いていた頃は、「将来は起業したい、年収や社会的地位はこのくらいほしい」という自分のなかの希望と実際のギャップがあったので、「早く力をつけて、独立したい」と葛藤していました。

3年目からはベンチャー企業の立ち上げ・経営に参画して、自己実現のステージに乗れた感覚はあったんです。年収も社会的地位も上がっていき、「仕事」に関しては自分の望むものを得ることができました。

ただ、すべてを仕事に寄せていたので、それ以外は充実していませんでした。健康面はボロボロだし、人間関係は仕事上のものしかなかった。愛情・家族に関しても何も満たされてなかったですね。

 

ーーその後、体調を崩して仕事をやめたんですよね。

 

会社が上場した年に、精神疾患を発症して会社をやめました。いつ治るのか、また働けるかどうかわからないという状況で。29歳のころのことです。仕事しかない男が、仕事を失った。「すべてなくなった」と思いましたね。

自分の人生なんなんだろう、何のために頑張ってたんだろう、と。ここにいけば幸福だと思っていた目指してきた場所が、たどり着いたらオアシスではなくて砂漠だったみたいな。

 

ーー仕事をやめてから、自身の人生観はどう変化したのでしょうか。

 

療養しながら少しずつ健康回復していって、そのタイミングで結婚しました。ベンチャー企業を経営していた頃とは対照的ですが、「仕事」については全く満たされていない代わりに、「健康」や「家族」、「愛情面」の幸福度は高いという状態が、1.2年ほど続きました。

それから福岡に移住して、YOUTURNを起業しました。起業してから3年が経ちますが、地域や社会の役に立てている手応えがあり、今は仕事面も含めて総じて、幸福度が高いと感じています。

 

ーー福岡に移住して起業するという選択をしたのは、なぜだったのでしょうか。

 

仕事の成功と、健康、あるいは家族との時間を両立させたいと思ったんです。前職ではここがとてもアンバランスだったせいで、病気になってしまったと思っていたから。環境負荷が低く、一定の経済規模とビジネスチャンスのある福岡であれば、自分が大事にしたいことのバランスがとれそうだと考えました。

 

ーー環境負荷が低い、とはどういうことでしょうか。

 

僕は、環境がメンタル面に与える影響ってすごく大きいと考えているんです。東京のように環境ストレスが多いと、仕事以外の要因で疲れちゃう。すると、自分の生きる喜びが、仕事や経済的なリターン以外から得づらくなってしまうんですよね。

一方で福岡って、環境ストレスが東京と比べてすごく少ない。例えば、空気の綺麗さや自然の近さ・豊かさが全然違います。福岡にあるYOUTURNのオフィスは緑の多い公園の近くにありますが、お昼ごはんを食べてからその公園のベンチに30分座っているだけで、めちゃくちゃ気持ちいいし幸福度が高い。

それってお金で得られるものではない。実は軽視されがちだけど、とても大事なのではないでしょうか。僕は、自然豊かな場所で仕事をセーブしてのんびり暮らしたいというタイプではありません。むしろ、環境負荷が低いからこそ仕事にエネルギーを注ぐことができるし、豊かな自然や暮らしがあるからこそメリハリをつけて仕事をさらに頑張れると考えているんです。

 

失うものは、自分にとってそれほど大きいものではないかもしれない

 

ーー移住したいけれどなかなか踏み切れないという人も多いですよね。

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移住したら失うものが大きいと思ってるからじゃないでしょうか。東京で働いているとどうしても、自分の大事にするものとして「キャリア」と「お金」の占める比重が大きくなりやすいと思います。移住転職によりそれらを捨てることになると思うと、なかなか踏み切れないのではないでしょうか。

 

ーーそんな読者に、伝えたいことはありますか?

 

地方への移住転職を検討している人の中には、移住転職のために何かを諦めることへの漠然とした「不安」があるかもしれません。その「不安」の源泉には何があるのか。自分の心に目を向けて知ることができれば、知らない時よりも怖くなくなります。

もしかすると、自分が捨てなきゃいけないと思っているものはそれほど大きいものではないかもしれない。あるいは、捨てる必要のないものかもしれない。

もしかすると、「不安」を超えた先で自分の価値観ががらっと変わるかもしれない。自分がこれまで使っていた物差しがまったく意味のないものになって、不安も恐れもない生き方が手に入る可能性だってあります。

絶対に移住転職しないといけないというわけではないので、まずは一度、「諦めることへの不安」の正体を解明しにきていただけたら良いと思います。それはあなたの幸せにおいてそれほど大きいことですか?大きい理由はなんですか?そんなふうに一段階二段階と踏み込んでいくと、本当に大事なものが見えてくるはずです。

著者プロフィール

YOUTURN編集部
株式会社YOUTURNは、首都圏でキャリアを積んだビジネスパーソンと、福岡で社会課題の解決に挑む企業とのマッチング事業を展開する会社です。スタートアップ都市として芽吹きつつある福岡のベンチャー企業、地場の優良企業への移住転職で、キャリアップとQOLの向上を実現してみませんか?