「若いうちに移住するのと、今いる場所でキャリアを形成してから移住するのと、どちらがいいだろう」と悩んではいませんか。

 

東京から福岡へ移住した橋場さんは、「自分のキャリアが固まる前に移住したかった」と言います。早めに決断した方が、移住先にも転職先にも適応しやすく、より多くの刺激が受けられると考えたからです。

 

現在、人工知能(A I)を使ったオンデマンドバス事業を行うネクスト・モビリティ株式会社で働く橋場さんに、移住と転職の経緯を伺いました。

 

東京で鉄道会社と経営コンサルを経験

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ー関西出身の橋場さんは、大学進学と同時に東京に移り、卒業後は鉄道会社に就職しました。当時から町づくりに興味があったそうです。

 

最初に入ったのは、首都圏の鉄道会社です。鉄道会社なら、地場を持っているからこそできる、駅を中心とした開発に携われるんじゃないかと思ったんです。

 

入社後、まず駅員や車掌といった現場の仕事を経験した後、事業企画部門で新規の施策やマーケティング、中長期の経営・運行計画などを担当しました。

 

色々な経験ができた一方、当初からの希望だった都市開発への異動はなかなか難しそうだと思ったんです。一度外に出て、幅広い分野で適性を探して行きたいと考えるようになりました。

 

約6年働いた後、もっと経営に近くてスキルアップできそうな職種を探した結果、経営コンサルティング会社に転職。そこでは通信や電力会社といった社会インフラ系の企業に対し、経営課題や新規事業の提案をしていました。

 

結局、1年後に福岡への移住を決めて再び転職するのですが、様々な業界がどう動いているかや、情報収集の取り方を知ることができ、いい経験になりました。他にも、経営課題の解決に至るためのプロセスや、仮説の立て方も本当に勉強になりましたね。

 

ーいつ頃から移住を考えるようになったのですか。

 

妻が福島県で仕事をしていたんですが、今年に入って東京に戻る可能性が出てきたんです。改めて夫婦で「このまま東京に住み続けるかどうか」を話し合いました。

 

私は関西出身で、妻は広島県出身。この先の子育てなどを考えた時に、ずっと東京にいるのもどうなのかと。将来に対する考えが夫婦で一致したので、「もうこのタイミングで移住しようか」と話がまとまりました。

キャリアが安定する前に移住したかった

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ー橋場さんは約12年生活した東京を離れ、西日本への移住を考え始めます。しかし、転職後1年で移住することに迷いはなかったのでしょうか。

 

最低3年は働くつもりでコンサルタント会社に転職したので、やはり葛藤はありました。ただ、もし3年後に転職した場合、もう東京から出ないかもしれないと思ったんです。

 

だったら今、このタイミングで決断して動いた方がいいなと。若いうちに移住した方が、給与面だけでなく、環境が変わることへの適応性も高いだろうと考えました。

 

ー「若いうちは東京でキャリアを作って、安定してから移住しよう」と考える人も多いと思うのですが。

 

私の考えは逆でしたね。キャリアが安定した後に移住しても、あまり化学反応が起きなさそうだと感じました。若いうちに行って多くの刺激をもらった方が、キャリアも活性化していくだろうと。それで早めに意思決定しました。

 

ーなぜ移住先を福岡に決めたのですか。

 

妻が学生時代、福岡に4年住んでいて、すごく好きだと言っていたんです。移住先には、お互いの出身地である関西や広島も候補に上がっていました。

 

福岡が住みやすい町であることはよく聞いていましたし、関西に行くより妻にとっては馴染みやすいんじゃないかと。仕事面でも、福岡なら色々なチャレンジができそうだと期待がありました。

 

福岡の転職情報を探し始めた時に見つけたのがYOUTURNです。福岡に特化した転職エージェントというのが面白いなと思い、登録しました。

 

入社の決め手は会社と自分のビジョンが一致したこと

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ー橋場さんがYOUTURNから最初に紹介を受けたのが、現在働くネクスト・モビリティです。最初に働いた鉄道会社と同じ交通業界ではあるものの、バス事業に関しては全く知識がありませんでした。入社の決め手は何だったのでしょうか。

 

まず、YOUTURNのキャリアコンサルタントの高尾さんと面談しました。そこで今までのキャリアをお話をした後に、ネクスト・モビリティを紹介してもらいました。

 

他の転職エージェントとは違い、私の内面をしっかり見て、パーソナルな部分も把握した上でマッチングしてもらえたと思います。

 

前職のコンサルティング会社でも、社会基盤に関わる様々なビジネスを見させてもらったんですが、やはり自分は交通業界をもっと深掘りをしたいと考えていました。交通を軸として、幅広くキャリアを積み上げていきたいなと。

 

ネクスト・モビリティの「A Iを使って運行するオンデマンドバス」という事業を知った時、バス事業に関わったことはなかったものの、交通業界ということで親和性を感じたんです。自分には適性があるだろうと思いました。

 

さらに代表と面談し、人数が少ない中で様々な事業にチャレンジしていることを聞いて、会社の将来的な展望と、自分がなりたい人物像も合致しました。人柄的にも、真面目な雰囲気の中にユーモアのある、フランクさがいいなと思い、入社することを決めました。

 

ー現在のお仕事内容を教えてください。

 

県外で行っているオンデマンドバスの実証実験において、運行にまつわるオペレーション構築を担当しています。1社目の鉄道会社で学んだ経験が活かせていますね。

 

そもそも「AIを使ったオンデマンドバス」自体が浸透していないので、「なぜ必要なのか」「どのように事業効率を高め、結果として地域活性につながるか」など前提部分の説明をさせて頂いてます。

 

当社のシステムは競合に比べ優位性があると思っているので、ひとつずつ課題をクリアして、サービスを全国展開できるよう頑張っていきたいです。

 

ー福岡に移住する前と後で、ギャップを感じたことはありますか。

 

いい意味でのギャップはありました。想像以上に街全体に活気があるし、人も温かい。食べ物や住環境なども含め、生活の質が高いと感じました。もちろん、定期的に東京から情報収集する必要はありますが、今はほぼリモートでまかなえていますね。

 

YOUTURNには、移住後も手厚くサポートして頂き感謝しています。定期的に他の移住者の方々との交流会があったり、移住後のカウンセリングがあったり、福岡の不動産会社を紹介してもらったり。そのおかげで不自由なく暮らせていますし、相談できる場所があることはとても心強かったです。

 

なので困ったことは特にないんですけど、強いて挙げるとしたら、私が関西出身で福岡に友人が少ないことですね。ただ、週末は近辺をドライブするなど充実した毎日が過ごせていますし、今後は東京の友人を迎える側として、色々と案内できることを楽しみにしています。

 

執筆後記

 

「なんとなく移住を考えてはいるが、タイミングが掴めない」と感じている人も多いと思います。

 

しかし、いつか移住したいと思っていても、時期を逃して腰が重くなり、転職しづらくなってしまった……ということは十分にありえます。

 

「今ならまだ移住できる」と思えているうちに、転職に向けて動き出すことをお勧めします。

著者プロフィール

YOUTURN編集部
株式会社YOUTURNは、首都圏でキャリアを積んだビジネスパーソンと、福岡で社会課題の解決に挑む企業とのマッチング事業を展開する会社です。スタートアップ都市として芽吹きつつある福岡のベンチャー企業、地場の優良企業への移住転職で、キャリアップとQOLの向上を実現してみませんか?