いつか移住転職したいと思っていても、今の安定したキャリアを手放すのは、簡単ではありません。

 

現在、グラビス・アーキテクツ株式会社で働く堺さんも、新卒で入った大手IT企業で、順調にキャリアを積み上げていました。

 

なぜ安定した大企業を離れ、福岡でチャレンジすることを選んだのか、お話を聞きました。

 

▼無料キャリア面談への申し込みはこちらから

福岡特化のハイクラス転職

 

入社後いきなりの福岡転勤

%e5%a0%ba%e3%81%95%e3%82%93%ef%bc%91

ーー青森県出身の堺さんは、東北大学の大学院で修士課程を修了しました。数学系の専攻だったこともあり、最初は金融系の仕事を探していたそうです。

先輩の就職先に金融系・IT系が多かったので、私も最初はメガバンクなどの大手金融系を受けていました。しかしご縁がなく、「IT系も見てみよう」と何社か受けた中で、前職に採用してもらい、入社しました。

 

ーー前職時代は転勤が多かったそうですが、最初に配属されたのはどこでしたか。

 

それが、縁もゆかりもない福岡だったんです。東北から「外の世界が見てみたい」と東京に出てきて、さあ頑張ろうと思っていた矢先だったので、まさかの配属に頭が真っ白になりましたね(笑)。

 

ただ、東京に出たのは仕事が集中しているからで、そこで働きたいわけではなかったんです。大学院が仙台だったので、仙台ぐらいの町で働けたらなという気持ちでいました。福岡はほどよく都会で、ちょっと離れたら田舎もあって、住んでみるとすごく居心地がいいと感じるようになりました。

 

ーー当時は、どんなプロジェクトに関わっていましたか。

 

福岡にはトータルで10年いたんですが、ずっと同じお客様の様々なシステムの継続開発や更改案件を担当していました。ある時、大阪でプロジェクトを立ち上げることになり、リーダーとして自分も行くことに。でも引っ越して半年ほどで、やっぱり福岡に持ち帰るという話になって。個人的には、福岡に戻れるならいいかなと思いました(笑)。

 

ーーそれぐらい、福岡に馴染んでいたんですね。

 

好きでしたね。実は、福岡に配属されて2~3年後に、東京へ戻るチャンスがあったんです。でも、地方の人の温かさや、義理人情を大事にする部分が自分に合っていると感じて、残ることを選びました。

 

その後、2020年に仙台へ転勤。それまでは通信系のお客様だったんですが、ローテーションで部署異動し、エネルギー系のお客様担当になりました。同じシステム開発でも、業界が変わると、やり方や知識をゼロから身に付けなければいけません。それがちょうど、コロナの流行やテレワークといった、世の中の環境が変わっていくタイミングと重なりました。

 

会社でもそれに合わせて様々な変革があったんですが、自分にとっては好意的に受け取れないことが多く、現場で取り組みたいことと会社の方針とのギャップを徐々に感じ始めていました。大企業が故にどうしても間接作業や規則面での制約が多くなるのは仕方ないとは理解していたんですが、「本当にこの仕事でいいのかな」と考えることが増え、他の会社も見てみたいと思うようになりました。

 

転勤も転職も変わらない、だったら福岡で働きたい

%e5%a0%ba%e3%81%95%e3%82%93%ef%bc%91

ーー当時、30代後半だった堺さんは「大企業で突然の転勤がある環境より、1つの場所で仕事に専念してみたい」と考えたそうです。福岡への転職も視野に入れ、情報収集する中でYOUTURNを見つけました。その時には、もう転職の決意を固めていたのでしょうか。

 

YOUTURNに登録した時はまだ、ちょっと話を聞いてみたいな、という軽い気持ちでした。すぐに転職したかったわけではなく、やりがいや環境など、自分なりの条件にマッチした会社で働きたいと思っていたので。合わないところに転職しても、結局同じだろうし、まずはどういう会社があるか知りたかった感じですね。

 

ーー大企業で10年働いた信頼と実績や、それに対する報酬を一旦リセットすることに、葛藤はありませんでしたか。

 

かなり迷いました。自分で言うのもなんですが、それなりに評価を頂き、あと数年ぐらいで幹部社員になれる可能性もありました。会社としてもすごく安定しているし、生活面を考えたら、このまま働き続けた方がいいと思ったんですけど。

 

でもそれ以上に、「自分はこれでいいのかな」と感じる部分がありました。先輩や上司を5年、10年後の自分と照らし合わせたときに、自分の有りたい姿とギャップがあったんです。まだまだこの先何十年と働くことを考えたときに、最後はそこにモチベーションを見出すことができなかったのが大きな要因かなと考えています。

 

ーーそれでも10年働かれた、モチベーションはどこから来たんでしょうか。

 

自分が頑張った分、お客様と、プロジェクトメンバーがすごく信頼してくれたことです。大きなプロジェクトのリーダーとして信用してもらえて、みんなが一緒に頑張ってくれる。そこにやりがいを感じていましたし、いい経験をさせていただいた前職には非常に感謝しています。最後の仙台でも、いいプロジェクトメンバーに恵まれ、ありがたい気持ちはありつつ、会社の方針にギャップを感じる自分もいたので、すごく迷いました。

 

ただ、転勤と転職って、あまり変わらないと思ったんです。転勤すると、場所もお客さんも変わるし、仕事をゼロから覚えなきゃいけない。だったら、転職して福岡に戻る方がいいじゃないか、と。

 

ーーYOUTURN登録後、キャリアコンサルタントの高尾と面談されて、どうでしたか。

 

長年仕事していると、自社以外の人と話す機会はそんなにありません。仕事の人と飲みに行っても、そこから外へは広がらないですし。だから、僕よりも経験豊富で、色んな方を見てきた高尾さんとお話するのは、緊張しつつもワクワクしましたね。当時、仕事が忙しすぎて疲れていた時期でもあったので、そんな時に転職って向いているのかとか、客観的なアドバイスをもらいたいと思っていました。

 

ーーYOUTURNを通して、色々な企業と面談してみて、いかがでしたか。

 

IT系の企業と何社かお話させていただいたんですが、すごくよかったです。どこも九州を地盤にやられていて、社内業務のシステム化やDX化などを考えている企業さんでした。「堺さんに中心になってやってもらいたい」と言って頂けて、すごく魅力を感じました。

 

多忙な中でも安心して転職活動できた

%e5%a0%ba%e3%81%95%e3%82%93%ef%bc%91

ーーグラビス・アーキテクツは、行政を中心にIT化していくという、少し特殊な事業内容です。その点について、どう思われましたか。

 

前職でも、行政がお客様の部署はあったんですが、私は接点がありませんでした。ただ、新卒当初から、システムを通して社会に貢献したいという気持ちがありました。行政を良くできれば、その町に暮らす人たちにも貢献できます。自分には行政の知識・経験はありませんが、、第三者的な目線で前職の経験・スキルを活用することができるかもしれないと思いました。福岡は勢いがある町ですし、そういう地域の行政と仕事をするのは、セカンドキャリアとしてやりがいがありそうだ、と。

 

色々と話を聞いていくうち、グラビス・アーキテクツに対して「少数精鋭」のイメージを強く持ちました。ただ単に事業を広げていくのではなく、粒の集団でやっていく。そういう部分にも共感しましたね。取締役との面談でも、フランクに話してもらえて、会話のキャッチボールが楽しかったです。自然と「この人たちと一緒に仕事がしたい」と思えて、福岡で働くことを、具体的に考えるようになりました。

 

ーーグラビス・アーキテクツに入社されたのが、2022年ですね。

 

入社は7月になります。福岡事務所は私以外に5~6人いるんですが、本当に優秀なメンバーばかりで、すごく勉強になっています。自分もまだまだ頑張らなきゃいけないと思えますし、入ってよかったですね。前職では、社長ってすごく遠い存在で、話す機会もありませんでした。今は、代表から直に経営方針を聞くことができ、納得感を持って仕事に取り組んでいます。

 

ーーそういう環境って、新鮮ですよね。今はどういったお仕事をされているんですか。

 

今は、熊本県の案件を担当しています。マネージャーの下について、一緒に回らせてもらっているところです。新しい仕事で、覚えることも多く大変な部分もあるんですが、行政を良くするためにやっていることだと思うと、忙しさも楽しいですね。

 

ーー最後に、YOUTURNを利用した感想を教えてください。

 

「転職 福岡」で検索して、目に留まったのがYOUTURNでした。ホームページには様々な移住転職の事例が載っていましたし、「福岡を盛り上げたい」と書かれていて、共感できました。登録後、割とすぐに高尾さんから「面談しませんか」と連絡いただいて、レスポンスの早さに驚きましたね。

 

初めてお話した時、高尾さんに「堺さんはきっと転職しますね」って言われたんです(笑)。30代後半の転職って遅いのかな、と心配していたんですが、いろんな人を見てきた方がそう言うんだったら、合う企業が見つかるまで焦らずやってみようと思えました。

 

当時、仕事がかなり忙しくて、平日に時間が取れず土日で調整してもらうなど、配慮して頂きすごく助かりました。自分で福岡の会社を調べて面接して……っていうのは、できなかったと思うんですよね。メールもコンスタントにくださって、月に1~2回はオンライン相談で親身にアドバイスしてもらい、安心して転職活動できました。本当に感謝しています。

 

(執筆後記)

 

「新卒の頃は、ネームバリューで就職先を選んでいた」という堺さん。前職で、違和感を感じつつも仕事に打ち込んだ経験があったからこそ、しっかりと自分に合う転職先を選べたのだと思います。

 

YOUTURNでは、これまでのキャリアはもちろん、移住後のライフスタイルも含めた転職相談をおこなっています。まずはお気軽にお問い合わせください。

 

▼無料キャリア面談への申し込みはこちらから

福岡特化のハイクラス転職

 

著者プロフィール

YOUTURN編集部
YOUTURN編集部
YOUTURNは、累計100名以上のハイクラス・エクゼクティブ、大都市の最前線で活躍されたビジネスパーソンの九州・福岡への移住転職を支援するエージェントです。地域特化、UIターン転職ならではフル・オーダーメイド転職支援を通じて、今世の中の求人票にはない、あなただけの求人ポジションをつくります。