コロナ禍で環境が変わり、転職を考え始めた人も多いのではないでしょうか。現在、KAICO株式会社で働く境さんも、コロナ禍がきっかけで転職を決意しました。

 

しかし、境さんが長年キャリアを積んできた製薬業界の求人は、福岡では見つからなかったそうです。YOUTURNと出会ったことで、福岡の製薬ベンチャーKAICOを知ったという境さんに、転職の経緯を聞きました。

 

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製薬メーカーで15年勤務

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ーー福岡出身の境さんは、大学で、有機合成の研究室に入りました。その後、大学院で生命工学を研究し、原薬の製造メーカーに就職します。

 

前職で扱っていたのは、原薬と呼ばれる、医薬品製造に使用する場合の有効成分です。最初に北九州の研究所に配属され、大きな工場で安全に薬を作るにはどうしたらいいか考える、工業化研究の仕事を、6年ほど担当しました。その間に結婚・出産もして、次に品質保証の部署へ異動します。そこでは、GMP(Good Manufacturing Practice=医薬品の製造管理及び品質管理の基準)に即した製造支援をおこなっていました。

 

品質保証部門では、製造時の品質リスクの分析やサンプル調査、出荷時の品質調査やクレーム対応・原因調査を行うことが主な業務でした。また、それを顧客に文書で説明することもメインの仕事でした。それまでは、自分で手を動かして薬を作っている実感があったんですが、品質保証は正直、もの作りしている感覚がなく、「あまり面白くないな」と感じていました。

 

でも、当時の上司がすごくいい方で、「実際に物を作るわけじゃないけど、そういうシステムを作っていく仕事も、もの作りだよ」と教えていただきました。尊敬できる人で、色々相談させてもらいながら、品質保証を7年やりました。

 

コロナ禍で工場が閉鎖、転勤か転職か

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ーー工業化研究部門、品質保証部門を経て、製造・試験などの現場業務に移った境さん。長年勤務した会社から、転職を決意した理由を教えてください。

 

最後に現場の仕事へ移ったのも「今後、品質保証へ戻った時に役立つから」という、会社側の配慮でした。ただ、私が担当していた品目は、作り始めてから20年ぐらい経っていたんです。品質は安定していて、トラブルが起こっても慣れっこというか、対処法がわかっていた。現状で大きな問題がないため、あまり予算がつかなくて。もっと改善したいと思っている自分と、周りとの温度差を感じていたところに、コロナ禍が始まりました。

 

多くの人が病院に行かなくなったことも一因だと思いますが、製造していた原薬が使われなくなり、他にも色んなことが重なって、工場が閉鎖することになってしまいました。そこで、大分への転勤話が出てきたんです。家が北九州なので、通うと1時間半ぐらいかかります。さらに、転勤先はシフト制だったので、土日が休みじゃなくなってしまう。家族、特に子どもに影響するため、なんとかしたいと思っていました。

 

すぐに前職を辞めるつもりはありませんでしたが、どうせ通勤に時間をかけるんだったら、転職という挑戦をしてもいいかな、と。ただ、業界は変えたくなかったんです。製薬メーカーはルールが一番厳しいため、他分野に行くと規制がどんどん緩くなっていくんですね。一度そっちに行ってしまうと、戻ることが難しいんじゃないかと思いました。しかし、九州にはあまり製薬会社がないため、複数のエージェントから紹介される会社が、かぶっている状態でした。

 

ーーKAICOと出会うまで、どのような会社を検討していたんですか。

 

最初、製薬のベンチャー企業があるとは思わず、よく名前を聞くような会社ばかり見ていました。ただ、そういう会社は勤務地が遠くて。YOUTURN以外の転職エージェントから紹介されるのは、近くても大分や山口の会社でした。あとは関東、関西しかなかった。転職が家族に影響しないことが第一条件だったので、YOUTURNにKAICOと引き合わせていただいた時は、運命を感じました。

 

ーー最初に、KAICOとカジュアル面談された時は、どうでしたか。

 

面談では、率直に自分の気持ちや、質問をぶつけさせてもらいました。これでもし「合わない」と思われたら、次には進まないだろうと。でも「次来てください。最終面接です」って言われて、採用して頂いたので、ちょっとびっくりしました。

 

ーーベンチャー企業ということで、会社の規模などに対する不安はありましたか。

 

そこは、最終面接の前日まで、夫とも話していました。正直なところ、決まったのはいいけど、将来大丈夫かなっていうのがあって。最初の面談で、カイコの体内でタンパク質を作り、それを医薬品としてGMPに即して製造していくと聞いたんですが、「本当に品質にブレがない薬が作れるのかな」と思ったり。

 

でも、すごく興味を持ったので、気になることを色々質問しました。これまでの仕事とは違う難しさがあるけど、それを立ち上げていく面白さは、他では味わえないだろうな、と。最後は、自分の直感を信じて決断しました。

 

YOUTURNは他のエージェントと違った

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ーー境さんは現在、KAICOで品質保証に携わっています。具体的には、どういうお仕事をしていますか。

 

基本的には品質保証を前提としているんですが、そのためには色々な作業を知らないといけないので、開発の方にも入らせてもらっています。あとは今、工場の準備をしているので、稼働に向けた運用のお手伝いもしています。

 

ーー新しい環境でのお仕事はいかがですか。

 

もう、わからないことだらけですね。「いまでも本当に私でよかったのかな」と思いながらやっています。でも周りが、転職組のそういうギャップを理解してくれていると感じます。入る前は、ベンチャーだし人間関係はドライなのかなと思ってたんですが、皆さんコミュニケーション能力が高くて、何でも聞きやすい雰囲気がありますね。

 

もし前職に残っていたら、土日も仕事が入っていたと思います。今は、日々忙しいながらも、週末はしっかり子どもと向き合えているので、そこも良かったです。

 

ーー最後に、YOUTURNを利用した感想を教えて下さい。

 

ネットでたまたま見つけて、「福岡に特化したエージェントがあるんだ」と思って登録しました。最初は、キャリアコンサルタントの小野寺さんとお話をさせていただいて。誰に相談したらいいかわからないような、転職しようかどうしようか、と揺れている時期に、親身に話を聞いてくださったんです。昔から知ってる友達みたいな感じで、そういう人って、他の転職エージェントにはいないですよね。

 

普通、「応募します」とか「次に進みます」の時は親身になってサポートしてくれるけど、駄目だった時は「全然、うちのせいじゃありませんよ」っていう感じですよね。そういう仕事なんだろうと思っていたので、YOUTURNの皆さんの対応が全然違って、びっくりしました。

 

ーーどこが一番違いましたか。

 

親身になって、本当にやりたいことを聞き出してくれたことですね。一人で掘り下げるのは限界がありますし、話しながら、前向きな面に繋げてくれたので。次に向けて、「こうなりたい」というイメージを乗せていってくれたのが良かったです。転職に対するネガティブな気持ちが減っていって、最後は割と楽しく転職活動できました。

 

もう、YOUTURNの方がお勧めしてくれるんだったら、別の業界もいいかなと思ったり。やりたいことは「もの作り」だから、そこにマッチしている企業なら、と。そんな感じで選択肢も広がったんですが、結果的にベストな会社に入れたので、良かったと思います。

 

(執筆後記)

 

キャリアコンサルタントと共に、転職へのポジティブイメージを積み上げていった境さん。固定観念を捨て、視野を広げたことで、想定していなかった企業と出会うことができました。

 

YOUTURNでは、転職に関する不安や要望をしっかりヒアリングした上で、サポートしています。まずはお気軽にご相談ください。

 

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著者プロフィール

YOUTURN編集部
株式会社YOUTURNは、首都圏でキャリアを積んだビジネスパーソンと、福岡で社会課題の解決に挑む企業とのマッチング事業を展開する会社です。スタートアップ都市として芽吹きつつある福岡のベンチャー企業、地場の優良企業への移住転職で、キャリアップとQOLの向上を実現してみませんか?