今回は「就職」と「転職」の違いから考える転職戦略をご紹介します。「就職」と「転職」を比較し、違いを認識することで、「転職の面接で何を話すべき?」「企業のどんな情報に注目すべき?」など、転職の戦略に活かすことができそうです。また、エージェントの上手な活用法もご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

 

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目次

 

イラスト

就職は「選択」、転職は「決断」

 

「就職」と「転職」二つのことばの違いを考えてみます。
就職というのは新しく職につくこと。学生から初めて就く勤め先に入社することを指すのが一般的です。一方、転職というのは職業が変わること。現在の就業先から別の会社に移ることを指します。
ここで少し角度を変えて就職と転職の違いを捉えなおすと、就職は「選択」・転職は「決断」といえるのではないでしょうか。

 

就職は「選択」

学校を卒業して社会に出る「就職」は、小学校から中学校、中学校から高校への進学と似ています。何かを失って手に入れるものではなく、ある程度決まったレールに乗っていく過程で、いくつかの選択肢から「選択」をするものです。

 

転職は「決断」

決断とは文字通り決めて断つこと。「転職」をするのであれば、現職は辞めることになります。キャリアチェンジをするのであれば、 今までのキャリアを一度中断することになります。決断にあたって、何かを手放すのが「決断」の大きな特徴です。

 

面接に臨む女性

転職の戦略1:面接で話すべきこと

 

就職と転職の違いが見えてきたところで、とるべき戦略を考えてみましょう。面接で伝えるべきポイントも異なるようです。

 

就職面接では企業ごとに話の内容を変えるというよりも、学生時代の経験や「何をしてきたか」を伝え、自分そのものをアピールします。物事に取り組む姿勢やスタンス、人間性を評価してもらう場といえます。

 

転職面接の場面では、別のアプローチが必要です。「何をしてきたか」に加えて「その結果、何ができるか」をしっかりと伝える必要があります。

 

カジュアル面談や一次面接など、企業との初めての接点であれば、どの企業に対しても同じように「自分にはこれができる。これをやってきた」ということを含めてアピールしますが、二次面接、最終面接へと進んでいくと、内容はどんどん具体化されていきます。
企業側からは「では、うちの会社では何ができますか?」という質問を投げかけられます。即戦力性の有無を見られるというのが、転職面接の一番の特徴です。

 

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転職の戦略2:企業の課題を知る方法

 

「私はAができます!」ということをどれだけアピールしていても 「そうですか。でも、Aができる人は既に当社にいるので大丈夫です」と言われたら話が終わってしまいますが、「実は私、Bもできるんですよ」と伝えることで「Bができるんだったら、ぜひ」という展開が考えられます。
この「Bが出来る」というカードを面接の中で提示するためには、「この企業は今、Aが出来る人材よりもBが出来る人材を求めているな」という企業の課題感や人材ニーズを知っておくことが非常に重要です。

 

企業のホームページも含めて、インターネットからは多くの情報を得ることができますが、企業側が課題をあえてオープンにしている訳ではありません。企業の抱える課題を知る・見つける方法にはどんなものがあるのでしょうか。

 

企業の求人票を読み込む

求人票の行間から、 課題が透けて見えてくることがあります。同じ「経理職」の求人票であっても、似ているようでいて、すべて同じではありません。企業ごとに「経理職」に求めるスペック・範囲・ニーズが違い、これらの差分から企業の課題が見えることがあります。

 

エージェントから情報を得る

求人票には載っていないような、企業ごとの深い情報や課題感をエージェントに聞いてみるのも有効な手段です。YOUTURNのキャリアコンサルタントチームは日々、福岡・九州の企業とのコミュニケーションを通じて、鮮度の高い情報や顕在化しにくい情報を得ています。新サービスの立ち上げなどポジティブなニュースは勿論のこと、「こういう人材がいなくて困っている」「こんな人材がいないと、事業が進まない」といったお悩みを伺う機会も多くあるため、企業の最新の課題情報が蓄積されています。

 

子どものひらめき・アイデアイメージ

転職の戦略3:エージェントの活用法

 

それでは、エージェントとどのようなコミュニケーションを取ると、より必要な情報を引き出しやすいのでしょうか。

 

ご自身と向き合い、解像度が粗い状態であっても「今後はこういう事がしたい」や「自分のありたい姿」を伝えることで、エージェント側は言語化のお手伝いがしやすくなります。

 

例えば「今の会社で●●をしてるんだけど、△△をしてみたいという思いがある。どんな企業であれば△△が出来るだろう?」など、ご自身の軸を伝えることで、深い情報で対話をすることができます。エージェント側もどの情報が必要なのかを判断しやすく、その方にフィットする企業を探して情報提供をすることが可能になります。

 

例を挙げてみます。
求職者:「経理の求人が見たい」
🙂エージェント:「経理」というキーワードでリサーチ、マッチング、ご提案

 

求職者:「現職の所属先が未上場。自身の成長のために、上場企業の経理経験を積みたい」
🤗エージェント:経理求人一覧だけではなく、上場企業の経理に絞り込んでご提案。未上場企業でも上場を目指している企業・上場準備に入っているなどの情報を基に「上場前後の経験はやりがいに繋がるかも?」とプラスアルファの情報提供とご提案

 

提案を受けて「面白そう」と思うか「上場準備は大変そうだから、やっぱり上場後のフェーズの企業がいい」と感じるか、意向をエージェントに伝えていくことで、ご自身の軸がまた浮かび上がってきます。こうした対話を繰り返すことでも、エージェントから引き出せる情報の量・深さ・質が変わっていきます。

 

いかがでしたか。転職活動のベースとして「相手(企業)を知る」ことが重要であり、そのためにもエージェントをうまく活用することがおすすめです。ご自身が何をしたいのか、向かいたい方向性をお聞きすることで、エージェント側も言語化やマッチングの精度をより高めていけるといえそうです。

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著者プロフィール

YOUTURN編集部
YOUTURN編集部
YOUTURNは、累計100名以上のハイクラス・エクゼクティブ、大都市の最前線で活躍されたビジネスパーソンの九州・福岡への移住転職を支援するエージェントです。地域特化、UIターン転職ならではフル・オーダーメイド転職支援を通じて、今世の中の求人票にはない、あなただけの求人ポジションをつくります。