移住転職を考える人の数だけ、それぞれの物語が存在している。
「競争を勝ち抜いていくことが、幸せなんだろうか」
 

前回(#5)までのあらすじ
牛見裕太は福岡出身の三十二歳。三年前に都内のグローバル企業への転職を果たし、海外営業部門で海外赴任を目指している。
シンガポールに赴任中の鈴木が休職してしまう。休職理由を聞いて、組織の在り方に失望する裕太。妻の里奈は裕太と話をしようと遅くまで起きて待っていたようだ。

 

前回(#5)を読む最初(#1)から読む
 

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なぜ移住転職”小説”なのか?
移住も転職も、人生に変化を起こしたいと思う動機は人それぞれ。
誰かに大きな声で語ることのできる話もあれば、心にそっと秘めておきたい話もあります。

 

ことばにできない苦い気持ちや、誰かとのコミュニケーション不全を抱えたまま、とにかく前に進んでいくことを自分に強いている人。
この先いつまで同じことを繰り返すのか、それは本当に自分の望んだことなのか、分からなくなっている人。

 

移住転職を考える人の数だけ、それぞれの物語が存在している。そんなことを考えました。
フィクションでしか語ることのできない、どこかに確実にいる、誰かの話を綴ってまいります。

 

著者プロフィール

YOUTURN編集部 Akiko
YOUTURN編集部 Akiko
株式会社YOUTURNは、首都圏でキャリアを積んだビジネスパーソンと、福岡で社会課題の解決に挑む企業とのマッチング事業を展開する会社です。スタートアップ都市として芽吹きつつある福岡のベンチャー企業、地場の優良企業への移住転職で、キャリアアップとQOLの向上を実現してみませんか?