移住転職を考える人の数だけ、それぞれの物語が存在している。
「競争を勝ち抜いていくことが、幸せなんだろうか」
《前回(#7)までのあらすじ》
牛見裕太は福岡出身の三十二歳。有名グローバル企業の海外営業部門で海外赴任を目指していた。
裕太は組織の在り方に失望し「もう、ここは自分のいる場所ではない」と転職を決意する。福岡に戻るという選択肢を提案してくれたのは、妻の里奈だった。早速エージェントとの面談に臨むと、Uターンを否定する言葉が返ってきた。
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なぜ移住転職”小説”なのか?
移住も転職も、人生に変化を起こしたいと思う動機は人それぞれ。
誰かに大きな声で語ることのできる話もあれば、心にそっと秘めておきたい話もあります。
ことばにできない苦い気持ちや、誰かとのコミュニケーション不全を抱えたまま、とにかく前に進んでいくことを自分に強いている人。
この先いつまで同じことを繰り返すのか、それは本当に自分の望んだことなのか、分からなくなっている人。
移住転職を考える人の数だけ、それぞれの物語が存在している。そんなことを考えました。
フィクションでしか語ることのできない、どこかに確実にいる、誰かの話を綴ってまいります。
著者プロフィール

- 株式会社YOUTURNは、首都圏でキャリアを積んだビジネスパーソンと、福岡で社会課題の解決に挑む企業とのマッチング事業を展開する会社です。スタートアップ都市として芽吹きつつある福岡のベンチャー企業、地場の優良企業への移住転職で、キャリアアップとQOLの向上を実現してみませんか?
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